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さっきまで社長のスナフキンのゲーム配信見てました。ちなみ推しはふわっちですね。僕は不破にいと呼んでいますね。
てな訳で不破にい受け多めの短編集です、どうぞ!
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タイムマシンなんてないけどもしあったら、君との日々も記憶も消し去ることができるだろうか。君との日々がこんなに苦しいなら、君と出会うよりもっと前に戻って全て無かったことにできたらいいのに。
mb「お前また彼女と別れたのかよ?」
lr「だって俺の事愛してくれなかったし。俺最初に言ったよ?愛がなきゃ別れるって。でも愛がなかったから別れた、それだけの話じゃん。」
mb「ほーん。お前はいーな。モッテモテでよ〜。学校のマドンナに告られてたし。あっ、でも別れたんだっけ?」
lr「あの人は1番愛が無かったから。顔が良くても愛がなきゃ誰と付き合っても一緒じゃん」
待てと声をあげる友人を放って下駄箱に向かう。俺は他の誰よりも俺が好き。だからそれよりもっと大きい愛を求めるけど誰も俺に愛をくれない。
lr「いッッ…」
??「すいませんッッ!大丈夫っすか?」
lr「大丈夫です…痛…」
ぶつけた部分を抑えながら上を向くと驚くほどに綺麗な顔があった。しかも同じ制服。
??「ぁえ?制服同じや!ネクタイの色赤って事は1年⁉︎」
lr「先輩…⁉︎」
こんなにのほほんとした人が俺より年上なのか。でも確かにネクタイの色は青だから一個上の2年。
??「名前教えて!」
lr「……ローレンです。」
??「ローレンな!覚えたで!」
小さな声で言った名前がきちんと聞き取れている。そして、はっとした様に先輩が口を開く。
??「俺は不破湊。」
fw「これからよろしくな、ロレ!」
lr「…ロレ?」
fw「ローレンだからロレ。カッコいいやろ?」
lr「確かにそうかも」
カッコいいかどうかはちょっとわからないけど、今まで会った人の中でも君は少し違う人だった。
“君と出会えてよかった”なんて思う日はきっと来ない。だって俺は君に出会ったあの日から何も変わってない。
fw「ぁえ?こんな花あったっけ?」
lr「前からあったよ」
君と行く帰り道。どこにでもあるありふれたものなのに、新しいもののように感じた。
lr「…湊…?」
ある日突然君は俺の前から消えた。
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“君と出会う事”はきっと俺の運命だからどんなに時を戻しても変わらない。でもそれでいい。じゃないと俺が俺じゃなくなるから。
君と出会った時、俺はどんな顔をしていただろうか。苦しい顔、嬉しい顔…。どんな顔だろうと俺はもう見てられない。
だから今日で終わりにしよう。君を探し続ける日々を。
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驚くほど静かな放課後に屋上へと足を運ぶ。
フェンスに手をかけるカチャンという音が屋上中に響く。すると急に誰かに抱きしめられた。
lr「どしたん?“湊”?」
fw「ロレがさ、俺と会うたびに苦しそうな顔するからさッッ…」
君の瞳が大きく揺れる。それでも君は話し続けた。
fw「あの時会ったのが俺じゃなければ、ロレがもっと笑えたんかなぁッッ?」
震えた声の君が涙を必死にこらえて話し続ける。
fw「ごめんなぁッ…あの時出会ったのが俺でさぁッ…こんな俺でごめんッッ…」
謝り続ける君の頭をそっと撫でて、額にキスをする。
fw「じゃあね、ロレッッ!」
無理やり笑う君は俺より苦しそうだった。
lr「ん。“またな、湊”」
フェンスをこえて地面に向かって一直線に落ちていく。
地面に落ちるまでの数秒間。目をつぶれば君との思い出が溢れてくる。もう、上も向けないし、前も向けないけど俺なりにやり直してみよう。
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皆さん、どうでしたか?
このお話は「SEKAINO OWARI」さんの「タイムマシン」をもとにlrfwで書きました。いい曲なので聴いてみてくださいね!
lって入れただけでlrfwって出てくるww
lrfw調べすぎたかもしれませんww
読んで頂きありがとうございました♪