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注意報どーん
(夜。花見騒ぎのあと。万事屋の三人+彩音は片付け中)
神楽「ねぇ銀ちゃん、これ全部明日片付けでもいいアル?」
銀時「明日になったら誰もやらねぇから今日やんだよ。」
新八「ですよねー……(遠い目)」
(神楽と新八が先に帰る)
彩音「……静かになったな。」
銀時「あんだけ暴れたあとだしな。桜も、今頃ホッとしてんだろ。」
(春風が吹き、桜の花びらが二人の間に舞う)
彩音「……なぁ、銀時。」
銀時「ん?」
彩音「さっき……ありがとな。アタシが変なテンションになった時、止めてくれて。」
銀時「別に気にすんなよ。お前が“尊死”とか言って倒れた時はマジでヒヤッとしたけどな。」
(くすっと笑う)
彩音「……アタシ、さ。昔は“誰かに惹かれる”なんて感覚、全然なかったんだ。
でも、最近……わかるようになってきた気がする。」
銀時「へぇ、そりゃ成長だな。」
(軽口のつもりだったが、どこか目が優しい)
彩音「……あんたに、感謝してんだよ。」
銀時「俺に?」
彩音「うん。あんたといると、馬鹿みたいに笑えるから。
……忘れかけてた、あの頃の自分を思い出す。」
(風がまた吹いて、彩音の髪が揺れる)
銀時、無意識にその頬の横の髪を指で払ってやる。
彩音「……ッ!」
(頬が一瞬で赤くなる)
銀時「……あー、わりぃ。花びらついてたから。」
彩音「……ッ、……別に、気にしてねぇし。」
(目逸らし)
銀時「お前、照れてんじゃねぇの?」
彩音「て、照れてねぇし‼︎」
(顔真っ赤)
銀時「そっか。……でも、そういう顔の方が可愛いぞ。」
彩音「はぁ⁉︎」
銀時「冗談冗談。……でもまぁ、たまにはそういう顔もしとけ。春だしな。」
(桜が一斉に舞う)
彩音、ふと笑って――小さく呟く。
彩音「……春、嫌いじゃないかもな。」
(少し離れたところで)
神楽「……いい雰囲気アルな。」
新八「こっそり見てたんですか神楽ちゃん!」
神楽「彩音照れすぎて顔りんごみたいアル。」
新八「そ、そんなこと言ってたらバレますって!」
(案の定、二人に木の枝が飛んでくる)
銀彩「覗き見すんなぁぁぁ‼︎‼︎」
春っていいねー(今は秋のはずなのに冬夏です)