コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
「 初めまして、小柳ロウさん。 」
友人が、…星導が、姿も、種族も、記憶も。全部変えて戻ってきた。
最初は、嘘だと思った。少し前までは仲良く話してたのに。
びっくりだよ、もちろん。だって小悪魔系男子目指してた奴が少し会ってない間にタコになってるんだから。しかもなんか記憶ないし。…まぁ、俺も白狼になってるんだけど。
「 記憶喪失なんですよね 」
そう言われた時は正直あまり実感が湧かなかった。またいつもの嘘か、と思った。そう思いたかった。でも俺を見つめるその瞳はどうも嘘をついている風には見えなくて。一緒に居るリトとイッテツもめっちゃ慌ててるし…
一旦話を聞いてみると宇宙の全てを受け入れようとしたら自分自身もわからなくなった、以前の記憶はほとんどない…らしい。起きた時にはR’Beyehという店を経営してる鑑定士、と聞かされた。以前の記憶は全くと言っていいほどなく、覚えているのはにじさんじでデビューできる。ということのみだと。
リトも、イッテツも、真剣に話を聞いていた。俺は未だに信じられず顔を伏せた。まだこいつのいつもの冗談だと思っている自分が、そう思いたい自分がいる。星導の表情からそんな事はないと察せられるほど、真剣な顔をしていた。
星導がまだ話している最中なのに、俺は居ても立ってもいられずこの事実から逃げるように立ち上がってドアに手をかける。まって、と俺を引き止めている星導の声から耳を背けて逃げるように部屋を後にした。