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夜の道。
六人は、息を切らしながら走っていた。
🎮「……はぁ……はぁ……」
🎮の呼吸が乱れる。
🌸はその手をしっかり握る。
🌸「もう少し……!」
🍵は後ろを何度も振り返る。
🍵「……来てない?」
🦈が答える。
🦈「今のところは大丈夫」
👑は前を指さした。
👑「……あそこ」
学校の門が見える。
暗い中でも、その場所だけは少しだけ安心できる気がした。
門をくぐる。
足が止まりそうになる。
でも――
📢が言う。
📢「……保健室」
六人は校舎へ向かった。
ガラッ!
扉を開ける。
🎼「……っ!」
中に明かりがついていた。
そして――
👩🏻💼「来てくれたのね」
保健室の先生が立っていた。
その隣には、もう一人の大人。
スーツを着た女性。
やさしいけれど、真剣な目。
その瞬間。
🎮の力が抜けた。
🎮「……っ」
🌸が支える。
🌸「大丈夫」
🍵は涙をこぼした。
🍵「……きた」
先生がゆっくり近づく。
👩🏻💼「怖かったね」
その一言で――
🎮が泣き出した。
🎮「……こわかった……!」
🌸も涙をこらえきれない。
🌸「……もう、限界で……」
🍵は声を震わせる。
🍵「……助けて」
先生はしっかりうなずいた。
👩🏻💼「大丈夫」
👩🏻💼「もう大丈夫だから」
スーツの女性が前に出る。
👩🏻💼「私は、みんなを守るために来ました」
やさしい声。
でも、強さもある。
👩🏻💼「ここからは、大人の役目です」
📢は少しだけ力が抜けた。
📢「……お願いします」
👑も言う。
👑「守ってください」
🦈は小さくうなずく。
🦈「……もう、戻りたくない」
女性ははっきり言った。
👩🏻💼「戻らなくていい」
その言葉に、全員の目が揺れた。
そのとき。
遠くで音がした。
車の音。
先生が静かに言う。
👩🏻💼「大丈夫」
👩🏻💼「もう手配してあるから」
🍵は不安そうに聞く。
🍵「……なにが来るの?」
女性が答えた。
👩🏻💼「みんなを安全な場所に連れていくための人たち」
数分後。
外に光が見えた。
静かに止まる車。
制服を着た大人たち。
落ち着いた声で話している。
先生が言う。
👩🏻💼「行こう」
六人は顔を見合わせた。
🌸が🎮の手を握る。
🎮はしっかり握り返す。
🍵は二人にくっつく。
📢は前を見る。
👑と🦈は後ろを守るように立つ。
外へ出る。
夜の空気は、さっきより冷たくなかった。
一人の大人がやさしく言った。
👩🏻💼「大丈夫だよ」
👩🏻💼「もう安心していい」
その言葉に、🍵がぽろっと泣いた。
🍵「……ほんと?」
👩🏻💼「ほんとだよ」
六人は車に乗る。
ドアが閉まる。
その瞬間。
🎮がぽつりと言った。
🎮「……終わった?」
🌸は静かに答える。
🌸「……ううん」
🌸「ここから、始まる」
📢がうなずく。
📢「……ちゃんと生きるための、はじまり」
車がゆっくり動き出す。
窓の外に、あの家が小さく見えた。
でも――
もう、戻らない。
六人は寄り添う。
誰も手を離さない。
この夜。
やっと――
「助け」が届いた。
次回“最終回”