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なんか久しぶり
──────れいまり視点──────
現実をシャットアウトしていると、不意に音が聞こえる。どうやら、いつの間にか天界についていたようだった。
…どうやら、いささか不穏な動きをしているようだった。それは、天使の殺害だった。
私達の知っている天使は、基本的肉体を持っている。しかし、天界にいるほとんどの天使が肉体を持たない。それはなぜか。それは仕事の内容が違うからだ。地上では、神のお告げを告げたり、神に都合が悪ければ都合の悪い存在を消す。そのため、地上で行動するには、肉体は必要不可欠だ。一方、天界は肉体が必要になることは無い。何故ならば、天界は魂が集まる場所なため、必然的に魂だけで出来ることだけが残る。肉体を持っている魂なんていないのだから。
…前提として、肉体と魂はお互いに触れることが出来ないのだ。…例外を除いて。
その例外というのが天使、悪魔、死神、神である。そのうちの、天使、悪魔、死神は地上と、死後を行き来することが出来る。神は神聖な存在として、地上に行くことを最高神に許可されていないらしい。…神聖なんて綺麗な言葉で飾っているが、神が地上に手出しすれば、パワーバランスが崩れてしまう恐れがあるのだ。それを、最高神は嫌がっている。これが、何千、何万、何億…数え切れないほど続いた結果がこれである。腐っているのだ。神という組織全体が。年数というのは神すら腐らせるのだ。そう創られたからなのだろうけど。
こんな、説明口調になっているのは、自身に対して解説しているのか、それとも別の何かのために説明しているのか…もう、私には分からない。
思考の海に溺れていると、ふと、小さな光が目に入る。海面に浮かび上がれば、それは、自身をNo.0130と名乗っていたヒナ、ことひなさんだった。感情の無い目でガンマスさんを見つめている。その瞳に映るのは、空っぽで、感情を操る能力だというと言うのに、自身の感情はなくなってしまった…もはやひなさんと呼べなくなってしまった人形。感情が人を表すというのに、それが無くなったらそれは本人と言えるのか、その答えは未だに模索中であった。
ガンマスさんは何を思ったのか、ヒナさんの瞳をじっと見つめた後、自身の表情をおおっていた布をとる。瞬間に異彩のオーラを放つ瞳があらわになる。それは、人目見ただけで人を狂わせ、見たものに『救済』を与える瞳だった。
1度だけ、本当に1度だけ見たことがある。美しいのに、酷く残酷で、冷たくて、闇を体現したかのような光。歪にゆがめられた『正義』と『救済』の象徴。相手の心さえも掌握し、全てを魅了する。悪魔とも、天使とも取れる瞳。欠点はいくつかあるが、代表的なのは、自身でコントロールすることが出来ない。それが、この瞳こそがガンマスさんの能力であり、私たちに頑なに表情を見せなかった理由である。
私の記憶に深く根を張り、頭から1度たりとも離れることは無かった。それほどまでに恐ろしくも美しい瞳。私は、また、ガンマスさんに魅了される。これがあるから、私は、ガンマスさんから離れられない。
そうして、ガンマスさんは哀れな天使に救済を与える。彼女の感情を、今一度再起させたのだ。…ヒナさんが忘れただけでヒナさんが能力を使いすぎた時、直してあげていたのはいつもガンマスさんだった。
これは、昔、平和で、賑やかだった時、ガンマスさんが教えてくれたことである。…ガンマスさんは覚えてないだろうし、知る由もないが。
ヒナさんは与えられた感情に酷く喜び、身振り手振りで表す。彼女が感情をなくして長い長い時間が過ぎたのだろう。その喜びは凡人には到底出来ないものなのだろう。
さて、ここまで見ていて、感の良い人はお気づきかもしれない。なぜ、ヒナさんがガンマスさんに感情を戻してもらっていたことを忘れていたのか。その理由は✄┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈✄
と、いうことらしい。なかなかに複雑だがいたし方ないことかもしれない。なかなかに悲惨だとは思うが、これがガンマスさんの罪、『嫉妬』なのだろう。それを償わなければならない。──────私のように。厄介なのは、自覚をしていないことだが。
ブォォオオオオオオ
突然の風に私の思考が遮られる。どうやらガンマスさんが落下しているようだった。何故か翼を広げていないため、重力に従って落ちている。いや、おかしい。天界にはそれほど強い重力はない。つまり、これは敵──────メテヲさんが何らかの細工をしているのだろう。こんなの初見で気づけるわけが無い。
強い重力が発生したのはなぜか。単純に重力魔法か、違う。今、このタイミングで使う意味は無い。ならば、他にも考えられるが、1番有力なのは強い属性がおなじバランスで釣り合っている可能性。正確に言えば、交わることが出来ない属性が互いに押しあった結果、辺りに強い重力が及ぶ現象。どこにそんなに強い属性があるのか、S字のピンになっているため、身動きもできなければ、姿を現しても、今は意味が無い。素早く周囲を見渡すが、空中に灰色の即席で出来たとは思えないほど立派な闘技場と、空が天国と地獄の光と闇が同時に伝わっているしか──────ここで気づく。
これ、全体がメテヲさんが作り出した属性だと。
ここで切ります!投稿しないのになんで投稿してるん?という疑問にお答えしましょう(言ってない定期)!それは、冬休みで時間がいっぱいあるから小説書く時間くらい誤差やろwという私の油断と慢心によって作られました!ひっさしぶりに書いたので結構完成度が低めですが、お許してください…。
一旦今回でた情報をまとめます。
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天使、悪魔、死神のみが死後と地上を行き来することが出来る。
天使や、悪魔、死神は肉体を持つものと、魂だけの2種類がいる。
魂と肉体はお互いに干渉できない。
神は直接地上に手出できない。(理由は神が地上に手出するのを最高神が恐れているから?)
ガンマスさんの能力…相手を救済する能力(歪)
条件⋯相手が自分の目を見る。
弱点…常に発動。(他にもあるらしい)
相容れない属性(例︰光と闇、水と炎などなど…)同時が混ざり会おうとする時、とんでもない力が作用する(例︰重力、気圧など)(属性の強さにもよる)
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こんな感じですかね?めっちゃめちゃ情報出ましたねwまあ、皆さん察しのとおり、れいまりさんは只者ではありませんね〜。まあ、どういう意味か、解釈は任せますけど。死後について掘り下げることが出来て良かったです!
それでは、おつはる!