「嫌いだ!大っ嫌いだ!○ね!」
バンッ
扉を乱暴に閉めると小物が揺れた
「…は?」
いや待て、嫌い?俺の事が嫌いだと?それも”大”ッ嫌い…だと?○ねという言葉は俺にとって𝐼 𝑙𝑜𝑣𝑒 𝑦𝑜𝑢なのだが
嫌い…え、嫌い…
「な、なんてことをッ!カイザーに嫌いなんて…あの身の程知らずが!」
世一に嫌われた?嘘だろ?この俺だぞ?
毎日𝐄𝐯𝐞𝐫𝐲𝐝𝐚𝐲のように𝐼 𝑙𝑜𝑣𝑒 𝑦𝑜𝑢を送ってきたのに…?毎日(𝐄𝐯𝐞𝐫𝐲𝐝𝐚𝐲)のようにキス(煽り言葉)を送ったのに…?何故だ
何故嫌う?こんなにも完璧な男を?欠点なんてない俺だぞ?
嫌、ちょっと待て…このままだと俺は世一と話せたくなる?…俺の事を置いてく…?
「…ネス」
「はい…カイザー」
「…俺を殺せ」
「え”ッ?!」
「俺を…絞め殺せ…」
「はい?!出来ません!」
「忠誠心違反か?」
「ちょっと待ってくださいカイザー!本気ですか?」
「勿論だ、俺がクソ本気じゃない時なんてない」
「これは…たとえ主人でも無理です」
「あ”?」
「はわわぁ…」
ネスは「あぁ…」「あ、…ぁ~…」と言葉になってない意味のわからない言語で喋っている
「…世一に嫌われた…もうやってけん」
「ぁ、…」
もはやカオ○シである
潔side___
意味わかんねぇ!こっちだってイライラしてんのわかってるだろ!こっちは今成長期という反抗期になってんだよ!子供みたいにならねぇよ!
「クソがあああッ!」
周りの事なんて関係ない!今俺は物凄く怒ってんだ!全部全部アイツのせいだろ!
俺悪くねぇよ?!こんなの生理現象だしッ?!兎に角俺悪くねーから!
「世一?」
「…ノア!」
矢張り推しは凄い、あんなイライラを一瞬でなくさせたのだ
「ノアぁぁ…」
「どうした、世一最近バスタードに来ていないようだが、サボりか?」
「違います!決してサボり等はしていません!唯俺の判断で合理的かを決めた迄です!」
「そうか、明日練習がある遅刻するなよ」
「はい!」
「それで世一の隣にいる害虫は今日はいないのか?」
「あー、…ノアその話は後で…」
「分かった?…ところで世一何をやっている」
「え?折角出会ったノアなので並ばそれを無駄には出来ないため、抱きついてます」
簡単に言うとしがみつきandノア吸いだ
「…そうか、汚いぞ」
「いいえ!綺麗です!なんならいい匂いです!」
「そうか」
やっぱ好きだ
プrrrrr
「んぁ?ネス?ノア電話に出てもいいですか?それとこの体制でもいいですか?」
「別に構わない」
「ありがとうございます!もしもし?何d」
『世一!貴方今どこですが?!』
「は?なんで?」
『いいから余計なこと言わないで居場所を言え!』
「ノアといるけど…それが何?」
『違います!場所ですよ場所!分かります?!』
「あーわかったわかった、えーと外」
『そんなのわかってます!』
「はぁ?ミュンヘン?」
『馬鹿ですか?!今現在進行形で何処にいるかを述べてください!』
「近くにあるドーナツ屋の前わかるだろ?」
『最初からそういえばいいでしょ!バカクソ世一!』
ブチッ
「…ノアぁ、俺ストレスで死んじゃいそうです…」
「世一疲れはプロ選手にとって敵だ、休め」
「じゃあ彼奴らどうにかしてくださいよォ、俺ノアの家に住みたいです…」
「…遊びに来い」
「え?!いいんですか?!」
「当たり前だ」
「神だァ…!」
推しは尊い
ていうノアの腹筋やば、硬い
え待って、意識するとすんごいエロい
死にそう
限界ヲタクは辛いぜ…
ファンサービス過ぎない?ノアは俺を尊死させる気?
「世一!カイザーがヤバイです!」
俺の領域に入るな、殺すぞ
「ほっとけよ、彼奴に興味ねぇし」
「死にそうなんですよ!(色んな意味で)」
「はぁ?どゆ状況?」
「知りませんよ!早く来やがれください!」
「…はぁ、ノア明日家行きます」
「嗚呼」
「行かせませんよ?!」
「ほら世一見てくださいよ!」
「…いや見ろって言われても扉だけど」
「中にカイザーがいるんですよ!僕じゃどうしようも出来ない…」
「俺にどうしろと?」
「それを世一が考えるんですよ!」
「無茶ぶり過ぎない?」
「黙れ!」
「は?」
「ほら!入れ!」
「押すなよッ」
そこには毛布にくるまっているカイザーの姿が目に入った
カイザー特有の髪色が見えるのでカイザーで間違いないだろう
「…言っとくけど俺謝らねぇからな?そもそも俺悪くねーし、何に怒ってんのか知らねぇけど、100お前が悪い」
俺は悪くないと強調してみれば反応0
これは俺が謝らなければ一生このまんま
俺は別にいいのだがネスが五月蝿い
だとしてもどうしろと言うのだ、殴れば行けるかな、ほらテレビとかそうだろ?
いやそうするとネスうるさいよな…
何してもダメじゃねぇか
…俺は謝らねーよ?だって俺悪くないもん
1mmも悪いと感じてない
何に怒ってんのか拗ねてんのか知らねーし
いやまじで何に対してそうなってんだよ
「何に怒ってんだよ…」
「…と…い…な」
「え?何?」
「ッ…俺の事嫌いになるな!」
「……え?」
「世一に嫌われたくない…、」
23歳のいい歳した大人が泣きべそ書きながら子供みたいに駄々こね始めた
「…嫌ッは?何しろお前が悪いじゃん、俺のノア様ぬいぐるみ汚しやがって」
「あれはわざとではないッ!」
「わざと見えたが?!かんっぜんにお前ノア様ぬいぐるみと目あっただろ!5秒ぐらい見てたの俺知ってるよ?!」
「くっ…だが汚したのは悪気は無い!」
「そうかもしれねぇけど…ッでもお前ノアぬいぐるみをにこにこしながらブンブン振り回しやがって!あれはどう言い訳するつもりだよ?!」
「…あれは、ストレッチだ」
「嘘つくなー!どういうストレッチだよ!軽すぎないか?!そもそも俺の大事なぬいぐるみをストレッチとして使うのはおかしい!」
「…使えそうな物は使うのがエゴイストだろ?」
「サッカーだけの話な?!今はちげぇー!」
ゼーハーという肩で息をしながら俺はカイザーを睨みつけた
「いつまで…言い訳…するつもりだよッ…はぁ」
「クソフィジカルだな」
「練り潰すぞ?!」
「新手の𝐼 𝑙𝑜𝑣𝑒 𝑦𝑜𝑢は今日沢山貰ったからな…だがあの言葉は…違うぞ」
「まだ根に持ってたのかよ!いい加減切り替えろよ…!」
「嫌いと言われたこっちの身になってみろ!」
「た、確かにッ言いすぎたかも…しれない…けどッ!ぬいぐるみはダメだろ!」
キリが悪い所で終わるね
コメント
17件
ほんと久しぶりに見た、、覚えてるか分からないけど😹
最高!