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誘われて
今日は、めめ珍しくオフらしい。
めめは忙しい、ドラマも海外の仕事も全部が引っ張りだこ。正直言ってめめとの時間が取れなくて悲しい。だから、性欲が解消されないし、いつも帰ってくるのは忙しくない俺と違って遅い。「構って」なんて言う暇もなく、すぐに寝てしまうし、俺のせいで休む時間がなくなってしまうのも申し訳ない。
その日は、メンバーみんなで飲む約束をしていた。そしてみんなが集まれる最大のチャンスでしかもめめに構ってもらえるかもしれない。だからルンルンで居酒屋さんにいった。そして、めめ以外のみんな集まった。めめが集合時間に来なかった時から勘づいていたが、案の定「仕事がまた入って行けない」と言う連絡が来る。メンバーで集まるのも全然できていなかったのに仕事で行けないなんて、正直にイラっときた。そこは仕事だがらと言い聞かせて何とか怒りを抑えて、めめ以外のみんなでお酒を楽しんだ。
めめのことでストレスが溜まっていたから、その穴を埋めるようにガブガブお酒を飲んだ。
本当にバカなことしてるなとも思いつつ、ガブガブ飲んだ。
俺は、お酒が強い方ではないから、そのあとは案の定みんなの介護で家に着いた。居酒屋の記憶はなくて、何を話したのか、どんな行動をしたのか、全部がわからなかった。家に帰った後の記憶はあって、その時は確か23時47分だった。それでもまだめめは帰っていない。その時は眠気もあったが、めめのことを忘れるためにひたすら家にあったお酒を飲んだ。こんな自分が嫌だったけど、今の状況に比べたらマシだと言い聞かせて、飲んだ。
あれからどれだけ経ったかか分からない時、玄関の開く音が聞こえて飲む手を止めた。
ふわふわしている目で玄関を見た、そしたら背の高い成人男性がいた。大体180cmくらいだろうか、逆光で顔が見えない。「誰だろう、俺の家に何のようかな」あの人しかいないのに、バカなことを思いながら近づいてくる男性を目で追う。そうすると
「ただいまぁ。あれっ?あべちゃんまだ起きてたの?」
と言ってきた。その時ちょうど顔が見えて、めめだと言うことがわかった。すぐにまた
「阿部ちゃんこれ全部飲んだの!?時間も遅いし…」
とめめが言ってくる。誰のせいだと思ってんだよと思う。俺は今、めめとまともに会話できない状態。喋ろうとしても脳が喋らせてくれないし、脳は動きたくないって言ってる。
「…飲み会行けなくてごめんね。俺のこと待っててくれたの?」
と聞いてきたけど、もう脳が寝ると言って言うことを聞かないから、寝た。
その後のことはわからないけど、朝にはテーブルが綺麗になっていて、疲れてたはずなのにと申し訳なくなる。今日は2人でオフだったから、出来るだけ一緒に過ごしたい。そんな願望を抱えながら、布団から出ようとしたらぐいっと布団に引き込まれた。引き込んだのはめめで、
「今日は絶対一緒にいる。」
と離してくれない。
「めめ、でもご飯があるよ?準備しなきゃ。」
と声をかけると、「わかった、離れなければいい話。」とずっとハグをしてくっついてくる。
すっごく嬉しかった。
大体、お昼過ぎだろうか、めめに仕事が入ったと言う連絡が来た。めめは、文句の一つも言わずに準備を始める。その姿にもう何かがプツンと切れたように泣いてしまう。
「あべちゃん!?どうしたの?俺もうすぐ出なきゃ…」
「本当ごめん。」撫
「やだっ!行かないでっ…俺っいっぱい我慢したのにっ」泣
「………」撫
何も言わずに俺を撫でた後誰かに電話をしていた。泣きながらも聞き耳を立てていると、
「すみません。今日の仕事、体調がすぐれないので無しにできますか?」
「…はい。ありがとうございます。」
「よしっ!あべちゃん、今日は俺とたくさん遊ぼう?」撫
「…!わかった、ありがとっ」泣
「ほらもう泣かないの、そうだ、昨日の飲み会の話聞いたよ?」涙拭
「実は、飲み会のこと覚えてなくて…」顔隠
「ふはっ笑教えてあげようか?」
「うん」
「心して聞きな?笑」
「あべちゃんいっぱいお酒飲んで、酔った勢いで俺のことしか話してなかったてさ笑」
「……すみません…今すぐここから消えたい…」
「ダメだよ笑もっとエピソードあるけど、どうする?笑」
「…////聞かないからっ!!////」耳塞
その後、無理矢理全部聞かされて死にたくなった。その日は2人時間を満喫した。
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続き書く予定ですので、気長にお待ちください!!