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To: 倫理委員会評議員ML
From: 倫理委員会窓口担当
Subject: SCP-4699-JPについて
─────Forwarded message─────
倫理委員会各位
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To: 倫理委員会窓口担当
From: オブジェクト研究チーム
Subject: Fwd: SCP-4699-JPに対する施策について
倫理委員会窓口担当殿
先日報告いたしました通り、SCP-4699-JP研究チーム内でオブジェクトの取り扱い方針について意見が分かれたため、倫理委員会の皆様にオブザーバーとして御意見を賜りたくお願い申し上げます。
皆様ご多忙のところ急なお知らせで申し訳ありませんが、一両日中に返信をお願いします。
以下に報告書本文を送付いたします。御確認の程よろしくお願いいたします。
アイテム番号: SCP-4699-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-4699-JPは現在財団フロント企業が経営している孤児院に収容されています。SCP-4699-JPは難病という理由で病室に隔離することに成功しています。SCP-4699-JPが望んだ物品は基準を通過したものが提供されます。SCP-4699-JP担当職員は必ずストレス度測定結果が、毎回5%未満でなければなりません。[倫理委員会命令により編集済]の観点を考慮し、SCP-4699-JPに対し収容以前の生活に関する質問を行うことは許可されていません。またSCP-4699-JPと家族関係にある人物が存在する可能性があるため、現在捜索が行われています。
説明: SCP-4699-JPは外見上モンゴロイド系の10代前半の日本人男性に見える人型実体です。オブジェクトの肉体構造は通常の人間とほぼ一致していますが、SCP-4699-JPは自身の出生地及び名前等の自身に関する情報を持ち合わせておらず、戸籍にもSCP-4699-JPらしき人物について記述した戸籍は現在まで確認されていません。
SCP-4699-JPは負傷や病気に対して極めて高い耐性を持ちますが、負傷した際や病気に感染した際の苦痛に対しても否定的な反応は一切示さず、反対に好意的な反応を返します。更に検査の結果、SCP-4699-JPは一般的な人間と比べ、CRF1(※1)の数値が極端に少ないことが分かっています。
補遺.1 発見経緯
2024/11/30、北海道[編集済]市にて「子供に暴行をしている人がいる」と■■警察署に通報が入り、潜入していたエージェントが急行し、SCP-4699-JPを発見し収容に至りました。また、SCP-4699-JPに暴行を行ったとされる20代前半の男性も同時に拘束し、警察及び関係者に記憶処理を施した上でサイト-81■■に移送されました。
インタビュー記録4699-JP
閲覧終了
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対象: ██ ██氏
インタビュアー: 佐村研究員
注記: 今回のインタビューは公的には”取調”として行われており、佐村研究員は警察官として██氏にインタビューを行います。
[再生開始]
[重要度の低い部分は省略]
インタビュアー:
対象 :そんな前のことはっきり覚えてるわけねえだろ。
インタビュアー : 少しでもいいから、何とか思い出せない?