テラーノベル
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シャンデリアだの曲線が対称になったよく分からない模様だので無駄に煌びやかな天井は、金貨や装飾の多い金属机を反射して余計にギラギラしている。
各テーブルでは色んなゲームが行われ、端々に一喜一憂している人達が見える。
年齢層は意外と幅広く、貫禄のある老人もいればまだ10代だろうという少女まで、金貨を手にテーブルへ向かっていた。
ひら「それで、お嬢様はなんでこんなとこに?」
アリア「……まあ、お小遣い稼ぎと言ったところですわ。あなた、ここがカジノとは知らなかったとおっしゃいましたわよね。引き返すなら今のうちですわよ」
「カジノなんて何回も見たことあるよ。ここは入るのが初めてってだけ。……でも確かにここのルールとかは知らないし、ゲームに参加したことはほとんどないからとりあえずお嬢様について行くことにするよ。」
「そう。勝手にするといいわ」
しばらく歩き
「ここはトランプのテーブルですわ。ゲームについてはお分かり?」
「もちろん」
「私はここで少々 遊びますけれど 、あなたはどうするのかしら」
「じゃあお嬢様のを少し見たら私もやるよ」
「分かりましたわ。マスター、今空いているテーブルはありまして?」
マスター「ええ、こちらへどうぞ」
老人「ほお?こんな若い嬢さんか」
女性「うふふ、あたくしは若くないって言いたいのかしら、おじさま」
男性「突っかかるな。それに、こういう奴こそ侮れないだろう」
「皆様お揃いですのね。わたくしも準備は出来ておりましてよ」
「では賭けを始めます。全員、賭け金を出してください」
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