スノードロップが枯れるまで

ミスラside

スノードロップって北の国には咲いてないんですね…寒いからでしょうか。

まぁ今日も花は摘めたのでいいですけど。

にしても早く石になって死んでもらいたいものです。

「これ。あげますよ」

「今日もか。よく飽きないものだ。」

「はぁ？あんたに死んでもらいたいからでしょうが」

どーせいつも通りのこんな会話があるんでしょうね。

✧• ───── ✾ ───── •✧

オズside

鍛錬ついでに摘みに来たが…北の国には咲いていないのだな。

南の国はあったな…次は賢者に南の国に行けないか言ってみるか…

もう夜も遅い。早く帰って寝よう…

だが、ミスラから

「魔法舎の中庭で待ってるように」

と言われたな…どうせまた戦いに来ました。とか、今日もあげますよ。スノードロップ。みたいなことだろう。

✧• ───── ✾ ───── •✧

「あ、オズ。しっかり待っててくれたんですね」

「約束は守る。」

「そうですか。どうでもいいですね。」

「…そうか」

「そんな事よりあんたに渡すものがあるので、さっさと受け取って死んでください。」

「……そんなでは死なぬぞ。しっかり戦闘をしてくれなければな」

「あーあーそうですかーま、夜も遅いので戦うのはまた今度ですから。ﾈﾚﾅｲｵﾚﾉﾐﾆﾓﾅﾚﾖ…」

「そうか。では、また明日。」

✧• ───── ✾ ───── •✧

ミスラside

「はぁぁ〜～？なんでちょっと幸せそうなんですか？毎日貰ってるから一周まわって嬉しいですってか？じゃあいいですよ。スノードロップが枯れて、オレが飽きるまであげますよ。」

…さっさと寝よう。少しづつ眠くなってきた。

✧• ───── ✾ ───── •✧

オズside

今日はお返し出来なかったが…また明日戦闘というお返しをしてやろう…

「賢者はまだ起きているだろうか…次の鍛錬場所の相談をしよう…」

少し眠いがいいだろう…賢者の部屋まで遠いな…魔法を使えば…なんてことないが…

〈〈ヴォクスノク〉〉

…………………zzZ

✧• ───── ✾ ───── •✧

次の日魔法舎の道端で倒れてる(寝てる)オズが発見されましたとさ。 By.ネロ･ターナー

厄災の傷あるの知ってるならなんで使ったんじゃ…By.スノウ･ホワイト

オズ様…急がなくてもいいんじゃないですか…？By.アーサー･グランヴェル

ボロくそに言われるオズ