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三枝視点”王宮 主演場にて”
ここはセカンサーズ国という大きな国
俺はそこの王宮に仕えてる召し使い三枝明那で
す
今はなにをしてるのかというと…
[それはこっちに移動させてください!そこの人たち!早く準備を!]
ただいま夜の宴会の準備に終われています
[あきな、これをあそこまで運んでくれませんか?そしたらもう上がっても大丈夫ですよ]
この人は加賀美ハヤトさん
便りになる先輩で、リーダーみたいな感じ
『は、はい!』
俺はというと、ここに仕えてまだ1ヶ月もたっていない
いつも失敗するし、広すぎてなにがどこにあるかわかんないし
なんでこんなことに…
そう思いながら頼まれたものを運び、邪魔にならないよう主演場をあとにした
“王宮 大廊下”
【あれ?あきなじゃん、おすー!】
〖やっほー〗
この人達はローレン・イロアスと、甲斐田晴、俺の先輩で湊様のお気に入りである二人だ
『お疲れ!二人は湊様のとこにいるんじゃなかったっけ?』
【あの方はね、今はお休みになられているんだよ】
〖まぁ、王様も大変だよねー…〗
不破湊様、この国の国王である
かっこよくて、人脈が広いと聞いたことがある
でも、跡継ぎだということを知らされてなく、湊様のお兄様になってほしかったという人がほとんどで、恨まれてもいる
その人を守るために俺らは仕えてる
でも俺は実際話したことがないから、きっと怖くて、すごい人なんだろうな…
{おーい!こっちを手伝ってくれー!}
『は、はい!いま行きます!ごめん二人ともまたあとでね!』
【へますんなよー!】
〖じゃあねー!〗
昔は小さな村で働いていた
みんな仲がよくて、ずっと続くかと思ってたんだけど…そのときにこの国から支配を受けて、俺らは捕虜として集められた
解放条件として、村の人間を一人、人質として王宮においておくことだった
みんなそんなの嫌がってたし、なにせ俺はあまり仕事ができるタイプでもなかったし、だからみんなは俺を人質にした
望んでなったという訳じゃないけど、一応寝床やご飯はあるし、なんとか生活できている
{三枝!ちょっと買い出し行ってくれないか?料理の材料が足りなくて…}
『わかりました!すぐ行ってきます!』
今日は当分休めそうにないな…
“セカンサーズ 市場”
何だかんだいって、買い物とかが一番楽だ
一人だし、別に失敗することはない
が、市場というものを俺がなめていた
思ったよりでかくて、まぁ大きい国だからっていうのはわかってんだけど…
これじゃなにがどこにあるかわかんないよー…!
{どうしたんですか?}
通りすがりの人が俺に声をかけてくれた
『どうしたんですか…って、もちさんじゃん…』
{久しぶりの顔があったもんで来てみました}
この人は剣持刀也さん!
俺が来たばっかのときにであって、剣術を教えてくれたり、この国のことを教えてくれた
『実はさ…』
俺はいままでの経緯を話す
{なるほど、わかった
僕が教えてあげるよ}
『ほんと!ありがとー!』
やっぱ持つべきは友達だよぉ…
そのあとは色々大変だった
なんとか買い物はできたけど人の波に流されそうになるわレジがすごい行列だったりでもう大変だった
『今日はありがとう!もちさん!また剣教えてよ!』
{俺は師匠になった覚えはないんだけどなぁ?}
『いいじゃん!何もできない召し使いなんてやだもん…』
{王宮すごいもんな}
加賀美さんはリーダーシップがあって、ローレンや甲斐田くんは護衛に適してるし、他の人も料理や仕事が速かったり、こんなにできないの俺だけだし
『やば、もうこんな時間だ…俺帰るね!ばいばい!』
{気をつけて}
意外と時間が押していたので俺はダッシュで王宮に戻った
“王宮 主演場”
なんとか間に合い、食事も作り、宴会が始まった
俺らは護衛として会場にたたせてもらってる…はずだったんだが…
『花に水やり…?』
[はい、湊様が護衛にいれるのは5人までと制限してしまって…だからその間外の見回りとしてお願いしようかと…]
『わかりました!』
そしていまに至る
正直お偉いさん達の前にでるのは怖かった
だって俺なんか絶対なめられるし、外でぼちぼち、水やりしとこ…
大体終わったあと、茂みに、人が入れるような隙間があった
気になって通ってみると、そこには小さな芽がでていた
『…新しい花、なのかな?』
一応水はあげといて…仕事に戻ろうとした瞬間、声が聞こえた
{侵入者だ!おえ!}
何やら王宮に侵入者がでたらしい
俺もこんなことしてる場合じゃない!
多分その人は主演場、湊様の命を狙ってるんだろう
あっちには二人がいるから心配はしてないけど、何かいやな予感がした
ローレン・イロアス”王宮 主演場”
大体のシナリオが進み、今は湊様が演説をなさっている
このままいくと、何事もなく終わりそうだ
そう思ったのも束の間、突然照明が消えた
甲斐田と俺はとっさに身構える
侵入者だ、どこにいる…でも、湊様を守らないと…!
でもここには人がいる、暗闇のなかどうやって湊様にたどり着けば…
〖…犯人は男です、ただ俺の魔術を掻い潜ってきてる…どこにいるかがわかりません…〗
【くッ…俺は湊様につく!周りの奴らを警戒しろ! 】
誰かが走るおとが聞こえる…それと同時にガラスを触るような音が聞こえた
投げる気か…ッ!
間に合うか…一か八かで飛び込むか…
湊様の位置はわかった
あと少しなのに…ッ
【湊さ…ッ!!】
『湊様!危ない!!!』
俺の声を遮るように、聞き馴染みのある声が聞こえた
ドタドタと、何か荒れてる音が聞こえる
そのなかに、湊様の声が混じっていた
最悪な結果にならなければ……!
その時運良く、主演場の照明がついた
三枝明那”王宮 主演場”
侵入者をおって主演場まで来た
電気が消えており、相手が暗闇に飛び込む
見えなくなる…ッ!
どこだ、どこにいる…!?
…相手は武器を持ってない、持ってるとしたら隠し持ってるナイフ…またはそれ以外…
遠距離や起爆制だったらわざわざ近寄る必要はない…
主演場に何か武器になるようなものは…あの硝子瓶の破片…でもあんなものが…?
とにかく相手は湊様に近づきたい…なら俺がすることは…ッ!
暗闇で相手が瓶を投げるのが聞こえた
大丈夫…ギリ間に合う…ッ!
『湊様!危ない!!!』
俺は勢い良く、湊様に飛び付いた
「ッ!?」
ドタンッ!!
鈍い音と共に、部屋の照明が明るくなる
あせる犯人の顔
彼は懐のナイフを取り出し、こちらに突進してきた
やば…避けきれッ…せめて、湊様を…
【…動くな!!!】
その瞬間ローレンが飛び出し、犯人を取り押さえた
俺らの前に甲斐田くんが立つ
[あいつが悪いんだ!そいつのせいで…ッ!]
[お前ッ!!お前が邪魔しなければ殺せてたのに!!…おまえ…おまえぇ…ッ]
『ぁ、えっと…』
[連行してください!]
加賀美さんの指示が部屋に響く
結局、そいつは会場にいた使い達によって連行されていった…
これでひと安心……
『すいません!!!』
なわけない
俺勢い良く立ち上がった
『ご、ごめんなさい湊様!お怪我はなせってませんか!?』
さっき飛び付いたのと同時にずっこけてしまったから…
「ん?あー平気平気、ていうか君は?怪我してない?」
『お、俺なんかよりも、自分のことを…』
「そうじゃなくて、怪我してない?」
『…多分?』
多少破片で擦ったくらいですんだし、あまり心配もかけたくない
〖あきな!大丈夫?〗
『大丈夫だよ!』
【いやーマジお手柄】
『ロレや甲斐田くんには叶わないけどね… 』
「あきな…か…」
突然、湊様が呟いた
『どうか…されました?』
「君新人の子だよね?1ヶ月前に入ってきた 」
覚えられてる…!?
「ん?違ったっけ?」
『あ、そうです! 』
「あとでさ……」
[今回の宴会は中止といたします!直ちに安全確認した上、お帰りください!湊様も早く自室にお戻りください]
「えー…せっかくの宴会だよ?中止なんてもったいないし…」
[そうかもしれませんが今はご自分の安全が大切です
使用人達も忙しくて、次何かあったら大変です]
「ちぇー…」
そういい、しぶしぶ湊様は甲斐田に自室へつれていかれてた
[…あきな、本当に怪我は?]
『大丈夫です!まぁ、少しだけ破片が刺さったので一応処置は行っておきます!』
[わかりました、じゃあ今日はしっかり体を休めてください]
『はい!心配してくれてありがとうございます!』
俺が深々と頭を下げると、加賀美さんはにっこりして、仕事に戻ってしまった
今日は自室で寝よう
そう思い、俺は主演場をでた