16歳の僕
✴︎剣持刀也
※この作品は、私の解釈で創作した作品です。ご本人との関係などは一切無いため、解釈違いを起こす場合がございますので、苦手な方はご退場願います。
いつになったらこの悲しみが終わる時が来るのだろうか。
きっとまだまだ続く。もしかしたらこの世界が終わるまでかもしれない。
僕は今、何度目の16歳を生きているのか___
かつて僕の周りにいた人はもう亡き者だ。別に今を生きる人も周りには存在するけども、この人達もどうせみんな死んでいくんだろ?
孤独を感じながら生きる僕は、もうあの頃のように泣けないだろう。だって…あの頃は泣き続けた。だけどもう…涙はとっくに枯れてしまったんだから。泣く必要なんてないし。まず泣けないんだから。
何度も夢を見る。かつての仲間達が僕に優しく話しかけてくれる…そんな夢。
夢を見る間は幸せで溢れてる。けど夢から覚めてしまえば、もうその人はこの世には居なくて、体温を感じれなくて、話すこともできない事を思い出すと、つらくて苦しくて…
僕ら、バカみたいに体を張って。みんな歳をとるにつれて僕はみんなにもう無理はしないように言っていた。ろふまおでは3人がリスナーの期待に応えようとして。別にリスナーだって歳の事ぐらい考えられるんだから。みんな無理しないでいいのに…今、僕にはみんなとの思い出が出来てしまって今はとてもソレがツラいのに。
16歳なんて辞めてやるよ。僕はもう、こんなにも生きたんだよ。
そう思っても16歳のループから逃げ出せない。
みんな死ぬ前に僕に言う。
「剣持さんは永く生きて。いつまでも私達はここで剣持さんと居ますから。」
「剣持刀也の思い出に俺らが居なくなった時が、俺らの本当の寿命や」
「もちさんにはね。夢を叶えてほしんですよ…。きっと、きっと先生になれるよ。もちさんなら…」
「剣持刀也が切り開いた道を辿った。ありがとう。」
ああ。僕。仲間のせいで死ねないじゃん…
みぃんな僕が生きてる限りはこの世界で生きてるんだから。まだ死ねないよ…みんなにはまだまだこの世界を見守っててもらおうかな。この半分人間じゃ無いようなこの僕と一緒に。
別れはいつか来る。これからも僕達はいつか来るこの世界と僕のお別れの時が来る事を待ちながら、かつての仲間達と楽しく生きていこう…
END
コメント
2件
切ないな…マジで剣持が歳をとらんのがリアルさ増してる感ある