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※本当はバレンタインの時期に出したかったもの
原田「なぁ藤堂少年、お出かけしたい」
藤堂「……珍しいですね、原田さんから外に出たいなんて言うの」
原田「行きたいところがあるんだ」
「ダメか?」と問う彼に「そんなことないですよ」と答え出かける用意をする。
藤堂「まだ肌寒いですし、ちゃんと上着着てくださいね」
……にしても、本当に珍しい……
藤堂「それで、行きたいところってどこです?」
原田「チョコ買いに行く」
そういえば、近々バレンタインだったな、と、ハートやらなんやらで賑やかになった街を見渡す。
藤堂「…渡したい人でもいるんですか」
原田「いや普通に俺が食べる用」
藤堂「…そうですか」
「気になるチョコがあってな…」と続ける彼に安心を覚えた、よかった、好きな人が出来たとか言われたら卒倒するところだった伊東先生と共に。
よかったと思ってたんだ。
藤堂「それで、そのチョコってどんなものなんですか?」
原田「それはな〜あ、あれだよあれ」
原田さんが指をさした方向を見て、固まる。
藤堂「……龍…ですか」
龍、の形を模したチョコ、結構なサイズ感の立体チョコだ、食べるのに向いてないタイプの、最後の1個だった。
原田「そー、かっこいいよなこれ」
藤堂「……原田、さん、あなた…」
…いや、きっと、記憶はない、から、これは
本能みたいなもの、なんだろう。
原田「めちゃくちゃ食べずらそうでいいよなこれ」
藤堂「どういう観点なんですそれ?」
無事に最後の龍チョコを買って、ニコニコしてる原田さんをかわいいなと見つめたりしつつ、目的も終わったのでさっさと帰った。
藤堂「…にしても、どこでこんなチョコが売ってるなんて情報を仕入れたのやら」
原田「教えてくれたんだよ」
藤堂「…誰が、ですか?」
原田「んー…?いつもお話してくれる透明な子」
藤堂「透…何?」
原田「色んな話してくれる透明な子、くすくす笑って鱈が降るとか教えてくれる」
藤堂「…待ってください、鱈が降るって前にも…」
原田「鮎が得意なんだって、あの子、本当かは知らないけど」
藤堂「…???」
あとがき
短い上に大遅刻しました、お久しぶりです。
普通に忘れてたり忙しかったりしました。
バレンタインネタではある。
今回出てきた透明な子について
透明な子(名前不明)
原田に鱈が降ることを教えてくれたりする(1話目の「可哀想な子」で原田が言ってた「鱈が降ったら大変」発言はここから)、鮎が得意らしいけど本当かは分からない、本人曰く鯨で出会った鰤からの教えらしい、それは鮎とは言わないのではないか。
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