初作品です
どうか温かい目で見て下さい。
最近、おらふくんが構ってくれない。
忙しいのはわかってるけど、たまには甘えたい。
でも、そんな気持ち知られたら、恥ずかしくてそれどころじゃ無い。
ちらっと視線を変えると、洗濯物の山が目に入る。
スッと手を伸ばし、おらふくんのシャツを手に取ってみた。
ほんわりおらふくんの匂い。
やっぱりおらふくんは自分より大きい。
わかっていても、気になってそのシャツを着て見る。
「、、、ぶかぶか。」
ぽかぽか、日の光が入ってきて、自分を照らす。
うとうとソファーで寝そうになったとき、聞き慣れた声が耳の中に入ってくる。
「おんりー!編集終わったよお〜!」
その時、しっかり目が合う。
2、3秒経ってから、おらふくんが驚いたような顔で言った。
「おんりー、その服、、、」
改めて今、状況を理解する。
ぶわっ、と顔の体温が上がったのがわかる。
今、自分の顔、どうなっているのだろうか。
「え、えと、こ、これは、、/////」
情けない声を出して、説得しようとする。
だが、おらふくんは悪戯っぽい笑みを浮かべながら、にや〜っと自分を見ている。
「おんりー、素直にいいな?」
素直に、言う。
、、、言ってみようかな。
そう思う前に、口から言葉がこぼれ出していた。
「、、、おらふくんが、構ってくれなかったから。」
言ってしまった。めちゃくちゃ恥ずかしい、、、どうしよう、、、
あれ、いじったりしてこない、?
「じゃあ、その構ってほしい気持ちは、」
「シャツだけで満足するものなの?」
おらふくんが腕を広げた。
「!」
気づけば、おらふくんの胸に飛び込んでいた。
顔を胸に押しつける。
安心する匂い。暖かい。
思わず笑みが溢れる。なでなで、おらふくんが自分の頭を撫でてくれる。
「いやあ、おんりーがそんな可愛い事するなんて。」
嬉しそうに、おらふくんが呟く。
「でも、その可愛い面は」
「俺だけに見せてな?」
少しいつもより怖いような笑顔を見せるおらふくんは、
やっぱり男の人なんだな、と思う。
でも、かっこよくて優しい。
大好きなおらふくんの匂いに包まれて、ゆっくり、夢の世界へ落ちていく。
「おらふ、、、くん、、」
「だ、いす、き、、、」
何かに気づいた様な顔で、おらふくんは微笑む。
「ふふっ。」
「俺も、大好きだよ」
如何でしたか?誤字、脱字等、発見した場合、コメントしてくれると嬉しいです。
コメント
12件
尊い(遺言)さかなは尊死で死亡した!
うん、軽く言って神超えてる
尊い