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ちょっと速いですが最終話です!
春風が吹き抜ける校庭。
桜の花びらがひらり、舞い散る中、卒業式の鐘が鳴る。
「……ついに、か」
翔太は少し緊張した様子でスーツの袖を握る。
目黒は静かに隣に立ち、安心させるように微笑む。
式が始まり、校長先生の話やクラスメイトの名前が読み上げられる。
二人の胸には、屋上で交わしたあの群青の約束が、しっかりと刻まれていた。
「卒業証書……」
翔太が小さな声でつぶやく。
目黒はそっと肩に手を置き、うなずく。
「これからも、よろしくな」
「もちろんだ」
二人の言葉は短いけれど、深い絆を感じさせる。
式が終わり、教室から出ると、群青色の空が二人を包む。
少し切なく、でも希望に満ちた空。
「じゃあ、未来に向かって歩くか」
翔太が笑顔で言う。
目黒も笑い返す。
「うん、一緒にな」
二人は並んで歩き出す。
足取りは軽く、でも確かに、屋上で誓った約束が心の中で二人を支えている。
群青の空の下、二人の青春は終わり、新しい日々が始まる――
ばいしな!