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勝デ、出勝
注意⚠️
BL
過激表現無し
勝の浮気報道が出ます
出が結構泣いてます
勝デ、出勝は別に決まっていません
どっちとしてでも捉えて頂いて大丈夫です
それはスマホでニュースを見ている時だった
ソファで寛ぎながら、画面をスクロールして今日あった出来事、ニュースを見ている
佐藤君の新作のお菓子だったり、轟君のCM出演決定というニュースもあったりといつも通り賑やかで微笑ましいニュースばかりだった
そんな中1つ目に止まったニュースがあった
「まさか!」「浮気する人なの?」大爆殺神ダイナマイト、女の人と手を繋ぐ所が発見
…ほんとに言ってるのか?と思い、そのニュースをタップし詳細を見る
そこにはダイナマイトと、若い女性と思われる人と手を繋いでいた写真が貼ってあった
所謂熱愛報道という物だろうか
言い忘れていたが、僕は、ダイナマイト、かっちゃんの恋人だ。
まぁこんなニュースを見たら取り乱す事が無い筈無い
かっちゃんが浮気…?
手、繋いでる…
そんな不安な事で頭がいっぱいになる
もしかしたらホテルに行ったかもしれない
僕に内緒で?
今も家に一緒に居るかもしれない
あぁ、考えたくない
考えたくないのに、嫌な事ばっかり考えてしまう
もし同棲していたらこの記事の事をすぐ聞き出せたのだろうか
それとも同棲していても、かっちゃんは隠す為に帰ってこなかっただろうか
僕は無意識にかっちゃんの家に向かっていた
ピンポーン
勝「あ、?」
ガチャ
勝「誰だ…こんな時間………に、、」
勝「出久…?」
意識がハッとした頃にはもうインターホンを押していて、もうかっちゃんが玄関から出てきた頃だった
僕は大泣きしていた
目が熱くて痛くて、心も痛い
勝「ンで泣いとんだ…」
かっちゃんは心配そうな目で声をかけてくれた
でも今はそんな事を聞きたいんじゃない
出「は…っぁ、かっちゃ、っぅ…ん、…」
しゃくりを上げて、上手く喋れない
涙も止まらないし、感情の整理も上手く出来ない
勝「とりあえず中入れ、……」
かっちゃんは僕の肩に手を回して、背中をポンポンとゆっくり叩いてくれた
家に入れてくれる時も、僕の涙を拭ってくれながら
落ち着け落ち着け、と言ってくれてるかのように頭を撫でてくれたり、背中を撫でてくれた
勝「ほら、そこ座れ。」
出「んっ、、…んっ…ふぅ、…… 」
ソファに案内してくれて、僕を座らせると、隣にかっちゃんも座ってくれた
とても至近距離でお互いの肩がくっついている
勝「どーしたんだよ、」
勝「ゆっくりで良い」
出「…っ、ぅ…う、」
出「すきだよ……っ、、すきっ、…うっ、ぅ、だいすき…」
勝「俺も、、すき…」
どこかぎこちない…と思ったら顔を真っ赤に染めて言ってくれたかっちゃんが居た
出「あっのね…っ、ふっ……ぅ、」
出「かっちゃんがね、、…おんなのひととっ、…うぅ、 」
出「手つないでたっていう、ねっ…ニュースみちゃって……」
出「ふあんで、っ、…ぼく、すきなの、かっちゃん…」
出「すきなのにっ、…とられちゃうってぇ、、…ふあんになっちゃって、」
出「いえきちゃって、…めいわくかけちゃって、…」
出「き、っ、きらいなった…ぁ、?ぅっ、……」
勝「なる訳ねぇ、それはもう俺も見た。それ書いたやつは殺しとく。」
勝「…あと、すまん。…誤解招くような真似した、」
勝「くそ敵やっとる時…あの女居て…助けようとして、手握っちまった…」
出「え、?」
助けようとしてやった事だったの、?
……
僕は…、なんで、人助けをしたかっちゃんをこんな責めたんだろう…
ヒーローとして、人助けは当たり前なのに、
どうして…?
勝「おい、考え込むな…。そもそもそういうクソ記事作った奴らが悪い。出久はなんも悪くねぇ」
かっちゃんは優しくハグをしてくれた
…かっちゃん、優し過ぎる
僕は人助けをしたヒーローを責めてしまった…
そんな事で浮気だの、泣いて喚いた挙句にかっちゃんの家まで上がり込んで
話まで聞いてもらって、安心させてもらってる
僕は贅沢過ぎる
どうすれば、こんな僕を許してくれるかな
勝「出久…」
勝「辞めろ、、もう考えんな」
出「でっ、でも、!」
勝「…おれは、謝罪よりも…出久の愛が欲しいンだわ…!」
出「…!」
勝「俺ァ、あんな記事書かれた時心の底から腹が立った」
勝「そんな記事書くなら、俺と出久のイチャイチャ記事書けって思った」
勝「おれは出久しか要らねぇ。ぜってぇ、出久と一緒の墓に入るって決めてんだ」
勝「だからずっと、一生俺の傍に居ろ。浮気なんかしたらてめぇも、浮気相手もぶっ殺す」
勝「そして俺も一緒に死ぬ」
出「もし、君が浮気したら…?」
勝「する訳ねえだろ。まっ、もししたら殺してくれ。」
勝「「てめぇは脳みそねぇんか?この出久様を捨てるとはなァ」って言いながらなぁ?笑」
出「い、ッ、言える訳無いだろ、!それに、かっちゃんが浮気するとか…考えられないし…」
勝「ンだろうなぁ。」
勝「その割にはさっきヤバかったけどな」
出「それは………初めての事だったから…!」
ははは、と優しく笑ってくれるかっちゃん
好きだ。この笑顔に惚れたと言っても過言でも無い程
綺麗な笑い方をする
少し経って、落ち着いてきた頃
僕はとてつもない睡魔に襲われた
その勢いで眠ってしまってそこから記憶が無い
出「ん゛ッ」
なんだ、?
今は何時だ…
しかもここはどこ、
見知らぬベッドの上だった
いつもは横に携帯を置いている筈の携帯を探すと
横に暖かくて大きい物に当たった
それは横で寝ていたかっちゃんだった
嗚呼、そうか、、昨日は寝てしまっていた…
迷惑だっただろうな…
それに、髪の毛もいい匂いがする、、
お風呂にいれてくれたんだ、
絶対大変だっただろうに…
にしても、、かっちゃんの寝顔は本当に美しい
髪は朝日に当たり、白くて少し黄色い綺麗な髪を透き通るように照らしていた
綺麗な長いまつ毛も、目を閉じると目立って、より綺麗に見えてしまう
そして何より顔が整いすぎている
ぷるぷるの唇に、柔らかそうな頬
ああ、見惚れてしまう
チュッ
あっ、…キスしてしまった
かっちゃんの唇はたしかにぷるぷるだった
その上柔らかくて、僕の大好きなかっちゃんの匂いがぶわっと強くなって
好きで埋め尽くされてしまう
グイッ
出「へっ、?」
チュッ
出「んっ!」
急に頭を掴まれたと思うと、目を開けた頃にはもうかっちゃんとキスをしていた
これは僕の意思でキスをしたのではなく、頭にはかっちゃんの手があって、その手が僕を引き寄せたんだと分かった
勝「俺が起きてる時にやれや」
出「…!///」
勝「もう少し寝んぞ。ほら、隣。はよ来い」
出「いっ、いや僕はもう起きるよ!」
勝「…一緒に寝たくねーんか、」
出「…!寝る、寝るよ」
かっちゃんの隣に寝転ぶと
かっちゃんは凄い勢いで僕に抱きついてきた
勝「好きだ、」
勝「もう出久に、泣かれるのはやだ、。」
勝「だから言っとく、おれは出久を一生好きだから…そこだけ覚えとけや」
出「…、!うっ、うん、!」
勝「出久、」
出「うん、かっちゃん…」
勝「…すぅ、、」
あ、、寝ちゃった
疲れちゃってたんだな…
出「ふふ…かっちゃん、、大好きだよ。」
僕も一緒に眠りについた
見てくれてありがとうございました!