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現世くるり
前に投稿した『暗闇から救うために』の続編となります。
多分そちらから見ていただけた方がわかる内容が増えると思います。
社長と歌唱力お化けの緑さん出てきます。
社長に関してはまじで話し方とかわからないので、間違ってたらごめんなさい。
紫「らん、」
桃「ぅん…」
「おはよぅ…」
紫「ん、おはよ」
桃「おなかすいた…」
紫「今飯作ってるから、1人で下来れるか?」
桃「これない、つれてって」
紫「しゃーねーなぁ…」
俺の前で腕を広げるのは、らん。
少し前までは動くなんてもってのほか、喋るほどの気力もなく、たまに泣いてしまうほど弱っていた。
でも今は少しだけど明るくなり、笑顔も見せてくれるようになった。
最近も、『夢』は見ないらしい。
紫「ほら、ここ座って待ってろ」
桃「うゅ…」
朝だからか、ぽやぽやしているらんを椅子に座らせ俺はキッチンへ向かう。
『さあ賽を投げたなら_』
『星屑と言わせない_』
『六つの奏でる音_』
懐かしいメロディーに耳を傾ける。
らんもそのメロディーを聞いて目を覚ましたようだった。
紫「らん、できたぞ」
「まだテレビ見るか?」
桃「みない、」
紫「ん、」
テレビを消す。
テーブルに料理を置き、手を合わせる。
紫「いただきます」
桃「いただきます、」
桃「いるま、」
紫「ん?」
桃「俺今日、事務所行く」
紫「…は、」
本気かこいつ。
外に出るの、怖くないのか。
紫「俺も一緒に…」
桃「1人で、行く。」
紫「大丈夫か?怖くねえ?」
桃「まだ怖い、けど、」
紫「けど?」
桃「もう、にげたくない」
紫「…!」
覚悟を決めたようならんと目が合う。
今すぐにでも泣きそうな、それでも逃げない覚悟を決めた、そんな目。
紫「…わかった。でも約束な」
桃「?」
紫「なんかあったら絶対連絡しろ。すぐに駆けつける。」
桃「わかった、」
「ないこさんに、連絡してくる」
紫「ん、」
桃「じゃあ…いってきます、」
紫「おう、いってらっしゃい。」
ばたん。
玄関の扉が閉まる。
事務所は割とすぐそこだし、きっと平気だろう。
でも、少し胸騒ぎがする。
何もないことを願い、俺は自室へ向かった。
________
『シクフォニ?のリーダーってちゃんと仕事してるん?w MCとか別メンがやってるじゃん。』
うるさい。
『両声類ってほどの女声じゃねえだろこれwww』
うるさい、うるさい。
『こんなんだったら俺でも歌い手できるわw』
うるさい、うるさい、うるさい。
そんなこと俺が、1番よくわかってる。
寝ると毎回、このような夢をみる。
だから寝たくない。起きてる方が、楽だから。
桃「ひぐっ…ぐすっ」
紫「大丈夫大丈夫、俺はずっとお前のそばにいるぞ。」
「今日も頑張って偉いな。」
________
久々に外へ出た。
俺ら人間を照らす太陽が、すごく眩しい。
帽子かぶってきてよかった。
桃「あとちょっと…」
男性「あの…」
桃「!?」
「おれ、ですか…?」
男性「はい、ここへの行き方を知りたくて…」
声をかけてきた男性が見せてきたのはスマホ。
マップのピンが指しているところへ行きたいようだった。
桃「それなら…そこの道をまっすぐ行って、2つ目の信号を右に曲がったところにあったと思います、」
男性「そうなんですね!親切にありがとうございます」
桃「いえ…では失礼します、」
男性「ありがとうございました!」
お辞儀をし終わった男性が俺から離れる。
違う、違うってわかってる。
でも、怖い。
?「どうせこいつもすぐ終わんだろ。」
違う、違うのに。
桃「はっ、はぁっ…」
早く、事務所へ行こう。
そこで少し、休ませてもらおう。
________
今日の朝、会社で納期の近い仕事を終わらせようと作業をしていると携帯に一通のメールがきた。
送り主は
桃(irxs)「らんらん?!」
メールの内容は『今日事務所へ行く』とのことだった。
外へ来て大丈夫なのだろうか。
彼は今、「シクフォニ」としても、「LAN」としても活動を休止している。
いるまが家で一緒に住んでるらしいけど…
今はどうなっているのかとか、俺は何も知らない。
桃(irxs)「とりあえず返信しないと…」
「了解、気をつけてきてね…と、」
俺が返事をするとすぐに「ありがとうございます」と返事が来た。
らんらんと会うの、結構久々だな。
…遅くないだろうか。
先ほどのメールで10時くらいに事務所へ行くと言っていた。
今の時刻は10時30分。
何かあったのか、そんな考えばかりが頭を埋め尽くしてしまう。
がちゃ
桃(irxs)「!」
緑「あれ、ないこさんおはようございます」
桃(irxs)「何だすちか、おはよう」
緑「何だって何ですか、!!」
桃(irxs)「いやね、今日らんらんが事務所に来るんだって。でも聞いてた時間にこなくて…」
緑「らんらんが、?平気なんですかね…」
桃(irxs)「俺もそこが心配なんだよね、だからちょっとそわそわしちゃって、」
そんな会話をすちとしていると
がちゃ
桃(sxxn)「ごめんなさ…おくれ、ました」
桃(irxs)、緑「らんらん!!」
遠くで見てもわかる。顔色が悪い。
早く休ませないと。
桃(irxs)「らんらん、ちょっと触っても大丈夫?」
桃(sxxn)「…?(頷)」
桃(irxs)「熱い…かな?」
緑「らんらん、聞こえる?」
桃(sxxn)「(頷)」
緑「俺いるまちゃんに連絡してきます」
桃(irxs)「うん、ありがとう」
すちがバタバタと部屋を出る。
俺にできることは、何かあるだろうか。
そもそもらんらんがこうなってしまった理由は…
緑「ないこさん…!連絡してきました、!」
桃(irxs)「ありがとう、」
「らんらん、ここで横になっててもいいからね」
桃(sxxn)「ありがと、ござ、ま…」
先ほどよりは、顔色がまだマシになっただろうか。
ただずっと、目の焦点が合わない。
外暑いし…熱中症か?
いやでも帽子かぶってたし…
紫「らん!!」
緑「あ、いるまちゃん」
紫「すち、らんは…」
桃(irxs)「しーっ、らんらんはここ。ちょっと疲れて眠っちゃったみたい。」
紫「よかった…」
そういうといるまは座り込んでしまった。
すごい汗をかいていて、息も荒い。
家から走ってきたのだろう。
紫「あの…なんでらんはこうなったんすか」
桃(irxs)「それが…俺らにもよくわからなくて、」
紫「、?」
緑「らんらんね、事務所に入った時から顔色悪かったの。だから休ませた。」
紫「そう…か、」
桃(irxs)「いるまってなんでらんらんがここに来たか知ってる?」
紫「それが…俺にもよくわからなくて。今日の朝急に事務所行くって言い出して、」
「1人で行くの止めたんすけど、逃げたくないって…」
緑「逃げたくない…?」
紫「俺もよくわかんねぇ…らんのあの真剣そうな顔見たら止められなくて…」
桃(sxxn)「っん…?」
紫「!」
「らん!」
桃(irxs)、緑「?!」
桃(sxxn)「なんで…いるま…?」
紫「すちから連絡があったんだよ。何かあったら連絡しろって言ったろ?」
桃(sxxn)「あ…ごめ、なさ…」
「ふぇっ…ぐすっ、」
紫「あ…」
「悪い、そんな怒ってるわけじゃねえから。ごめんな、ほら」
桃(sxxn)「ん…」
いるまが腕を広げると、もぞもぞといるまの腕の中に埋まるらんらん。
まるでこの行為が当たり前かのように、いるまはらんらんの頭を撫でる。
紫「らん、なんでこうなったか話せるか?」
桃(sxxn)「…ここ、くるとき、に、おとこのひとにこえ、かけられて、」
「なにもされなかった、し、ちがうって、わかってるのに、こわ、くて、」
紫「らん、もういい。よく耐えたな」
桃(sxxn)「あぅ…ぐすっ…」
緑「俺水買ってくるね、たくさん泣いちゃってるから喉乾くでしょ?」
桃(sxxn)「あぃがと…」
緑「ん、どういたしまして」
すちは爽やかな笑顔を見せて事務所を出た。
細かなところにも気を遣えるの流石だ。
社長の俺には何ができるだろうか。
紫「ないこさん、」
桃(irxs)「ん?」
紫「らんが、話したいって」
桃(irxs)「あ、そうだったね、」
「ゆっくりでいいからね、」
桃(sxxn)「えっと…その…」
「活動再開、したくて、」
紫、桃(irxs)「え、」
紫「待てらん、お前、」
桃(sxxn)「わかってる、俺も怖い、けど」
「もう、逃げない。」
紫「…!」
桃(irxs)「うん、わかった。俺は賛成だよ。」
「でも、シクフォニメンバーにも要相談しなね?」
桃(sxxn)「、!はい、わかりました!」
緑「戻りましたー…」
「ってらんらん、起き上がって大丈夫なの?!」
桃(sxxn)「もう俺元気だよ!活動も再開する!!」
緑「え?!!でも、」
桃(sxxn)「俺もう、逃げたくないの。こんなに話せるようになって、動けるようになったのに、なつにもこさめにも、いるまにもすちにもみことにも、もちろんVOISINGのみんなにも迷惑をかけたくない。」
紫「…そうかよ、」
緑「俺もらんらんとまた歌えるの楽しみにしてたからね。」
紫「6人でシクフォニ、だもんな?」
桃(irxs)「じゃあ…準備しようか、」
「また6人で、音を奏でてね。」
事務所のカーテンからは光が差し込んでいた。
以上です。
少し納得はいってないですが、少しでも気に入られたら幸いです。
被災者の方、心よりお見舞い申し上げます。
私は関東出身で、今回は被害を受けませんでした。
テレビやネットニュースなどを見ていると、心が痛むものばかりです。
私にできることはお金の寄付ぐらいですが、これ以上被害が広がらないことを願っています。
3.11の時はあまり記憶はありません。
何にしろ幼かったので。
ただ母や父の話を聞いていると、本当にひどいものだったと聞きます。
震源地から遠かったのにも関わらずエレベーターや電気は止まり…
当時母は、幼かった私を背負い、重い荷物を持って、当時住んでいたマンションの部屋まで移動したといいます。
もうウキペディアにも記載されているようです。
それほど今回は酷く、悲しい出来事といえます。
今回被害を受けなかった方へ
Xなどで役に立つような情報を拡散するのは大切です。ですが、中には正しくない情報も含まれています。
それらに気をつけて、操作することを意識してください。
まだ2024年始まって2日しか経っていませんが、辰さんが張り切りすぎているのかもしれませんね。
皆さんの1年が少しでも良くなることを願っています。
コメント
1件
待ってください……色んなお話見てきた中でダントツに好きなお話だ……このさらに続きも待ってます…