テラーノベル
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「アイのホコサキ」
感情さえなくして
笑い方を忘れた君へ
どうかどうか届いて
僕の声を辿っておくれ
君を守るすべなんて持ち得ないけど
「そばにいたい」
「消えないでほしい」
口にはできない幾千の言葉たちを
星屑に変えて君をてらすから
気づいてね
夜の海に飛び込んでしまいたい日も
泣き明かして迎えた朝も
君に寄り添えたら⋯なんて
せめてゆめのなかだけでも
抱き合ったまま眠れるように祈るよ
今夜も今年も今世もね
飽きるほどに
精々するほどに
君を愛してるから
愛しい人よ
迎えにはいけないけど
君に会えるなら
幾千年でも待つからさ
早く見つけてね
おまけ解説
テーマは輪廻
満天の星空の下同様に死別もの
亡くなってもまだ未練で成仏されずに
残された恋人を見守り寄り添う
愛の矛先は常にあなた(恋人)に向いている
究極の愛の形を
ラブソングの枠組みからはみ出して
宇宙規模まで広げて作り込みました
ただ全部を漢字にすると
語彙が強すぎるため
カタカタで純愛や柔らかさを表現しました
モノクロナツキ
987
#能力
めんだこ
722
285
コメント
5件
第9話「アイのホコサキ」、読み終えました……。 タイトルからもう、ずしんとくるんですよね。“愛の矛先”が誰かに向かい続けるって、すごく尊いし、同時に苦しい。カタカナで柔らかさを出したっていう解説、めっちゃ腑に落ちました。漢字だと重くなりすぎるこの温度感、ちょうどよかった。 「迎えにはいけないけど 君に会えるなら 幾千年でも待つ」 ここ、刺さりました。輪廻っていう大きな枠の中で、想いだけが永遠に続く感じが、美しくて切なくて。素敵な作品をありがとうございます🌙