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em視点
…このなんとも気分屋な殺し屋との生活が大体2週間ほどたった。別に今の生活で不自由な事は1つもなかった。
だけど…私は不思議に思っていた事があった
それは彼が一切私を抱く素振りを見せない事だった。最初に連れてこられた時にどうせ、前の生活みたいに抱かれると思っていた。
まあそれは既に慣れていたし、
前のJのように乱暴にしないので
あればやりたいとは思わないが、許せた。それなのに彼は私に出会って最初にキスしておきながら、抱く事は一切なかった。
em「本当に変な人….」
zm「どうしたん?emさん…そんなブツブツ色々言って….」
em「うわあああ”“⁉⁉ビックリしました…」
噂をすればというやつだろうか…
だけど、頼むから突然現れるのだけはやめて欲しい…心臓が止まりそうになる。
zm「そんな驚くなやw」
em「無茶言わないでください…で?zmさんこそどうしたんですか?」
zm「あ~そうそう…殺しの依頼入ったから調査してくれへん?…」
どうやらごくごく普通の用があったらしい、
まあ…これを普通と言っていいのかわからないが…。
まあ…調査は昔からやっているから得意なため、そこまで問題はない。
em「わかりました…数日待っててくださいね…あと、ご飯作っといたんで…適当に食べといてください…」
そう言うと、zmさんの顔は明らかに明るくなったと思いきや、嬉しそうに私に近づいて…頬にキスをしてきた…
em「え”⁉っちょ.. ///」
zm「ありがとうな…♡飯楽しみにしておくわ…後で一緒に食お」
そう言うと、彼はそのままリビングから出ていった…頭は真っ白になって…心臓はうるさく騒ぎ立てていた。…
そのまま近くにあったソファに倒れ込んで…
未だに熱い顔に手を置いた。
em「はあ….もう勘弁してください..//」
キスはしてくるくせに…その先はしてこないって…最初そういう事もするって思ってた私がバカみたいじゃないですか!//
こうして、キスしてくるのは初めての事じゃなかった…だし、…なんで…別に私の事なんて適当な相手なはずなのに…。
ーーーーーーーーー
数日後
今夜はzmさんが随分と帰りが遅いと思いきや、血だらけになって帰ってきた…
まあ..ソレがzmさんの物ではないのはすぐわかる。「あ”あ…だりい」なんて言いながら彼はすぐに部屋着に着替えた。
em「zmさん…お疲れ様です…」
zm「おん…ちょっと気持ち悪いから風呂入ってくるわ..」
em「わかりました。」
私はこの間からずっと彼に聞こうと思っている事がある…。それは何故彼が私を抱かないのか…それが私にとっては不思議でしかないのだ…。キスはするのに…。
もし、そういう対象で見ていないのならキスだってしないだろう。
em「はあ…取り敢えず彼が出るまで..次の依頼の調査しておきますか…」
・・・
zm「emさん上がったで~」
机に向かって書類を広げていると、奥の方からzmさんの声がしてくる。
どうやらお風呂から上がったようだった。
その声に決心をつけて…zmさんの方へ行く。
zm「ん?emさんどうしたん?….」
em「いや、ちょっと個人的な質問なんですけど…」
em「zmさんは私の事抱かないんですか?…」
そう聞くと酷く驚いたようにzmさんは目を見開いた。…なんだ…結構ワンナイトをしてる人だと思っていたのに…こんな質問にこの人は驚くのか…
すると、彼は薄い笑いを漏らした…
zm「なんや突然w…抱いて欲しいんか♡」
em「い、いえ、別にそういうわけじゃないですよ!///」
em「ただ…連れてこられた時に抱かれるもんだと思っていたので..そういう素振りを見せないから気になって…//」
はあ…また顔が赤くなる…。
彼の前だとなんだか私は変になる…
感覚を狂わされるんだ。
これじゃあまるで私が彼に抱かれたいみたいじゃないですか!!
zm視点
風呂から出てすぐ…emさんが妙に真面目な顔をして、こちらに来たから何があったのかと思ったら….
「何故自分のことを抱かないのか」なんて事を聞いてきた。
いや、流石に俺はそれに対して…真顔では居られなかった…。
zm「(キスしてきたりする相手に聞くことちゃうやろ….w)」
その後に彼から並べられる言い訳からして、本人はきっと、本当にただ疑問だっただけなのだろうが、どうやら前のemという奴は相当な鈍感なようだ。…。
いや、普通にキスしてきとるんやから、自分の事好きな事くらいわかるやろw
em「なに笑ってるんですか?…//」
むっとした表情でこちらを睨んでくる…emさんが可愛くて、ついからかいたくなる…。
まあ…俺は別にお互い好きでもないのに人を抱くワンナイトみたいな関係には死んでもなりたないし…普通に離すつもりはあらへんかったけど、無理やり抱くつもりもなかった。
だから…その変わりに
zm「じゃあemさん…」
zm「もし、emさんが抱いてほしくなったら抱いたるわ…約束や。」
em「へ⁉…///」
目の前にいる好きな奴を更に赤くする…
変な約束をしたるわ。
zm「ん、まあ…これはするけどな…チュ」
em「ん”ッ⁉⁉//….」
今は…俺はこれだけで満足したるわ。
それにしても、emさんいっつもキスする時の反応オモロイなw…かわええわ
em「これも…なしにできないんですか?…//」
zm「それは無理なお願いやわw…諦めろ」
emさん…隠しても無駄やで。
必死に…照れて顔を赤くさせるの抑えようとしとるけど…隠しきれてへんのよなw…
zm「よし…じゃあ次の案件調べるかあ~」
em「切り替え早いですねw…」
まあ…いつかキス以上を….なんてな。
em「(この人といると普通に笑えますね…)」
続く….
次回…1200♡
コメント
2件

ああ、もう、この2人の絶妙な距離感がたまらないですね…!🤍 emさんが「なぜ抱かないんですか」って真面目な顔で聞いちゃうところ、私もドキドキしながら読んでました。でもzmさんの「抱いてほしくなったら抱いたる」って返しが、優しくて誠実で、しかもちゃんと自分の気持ちも込めてあるのが伝わってきて。キスはするけど強引にはしない、その距離感、すごく好きです。 それに、キスされたあとのemさんの「勘弁してください//」みたいな照れ隠し、めっちゃ可愛いですよね…! 編集者として、この「まだ越えない一線」の描き方、本当に繊細で素敵だなって思いました。次が気になります!