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要と巽の話です。そのまま。
メモに書いてるのをコピペしただけなので、読みづらいかもしれないです。
語彙力皆無なのでわかりづらい表現があるかもしれませんが大目に見てください。
カップリングとして書いた意図はないです。
ほとんど捏造です。ifっぽいかな?
巽が目を覚まして、隣の布団にいる要を叩いてみると、要は不満そうな顔をしながらこちらを向く。巽はそんな要にそっと微笑みかけた。
要の目が覚めた時には隣に巽はいなかった。朝だから、台所で料理でも作ってるんだろうな、とか思いながらぐちゃぐちゃになった布団をそのままにして、立ち上がる。今何時だろう、と部屋の時計をみてみると、まだ早朝だった。相変わらず巽は早起きだ。廊下を通り過ぎたあとに台所の方へ向かってみると、巽はお湯を沸かしながら要を待っているようだった。
「おや、要さん、おはようございます」
「相変わらず早起きですね巽先輩は」
「そうでしょうか?あ、紅茶、要さんも飲まれますかな?」
要はうーん、と考え込むような顔をしながら、
「飲んであげます」
などとちょっと上から目線で言っている要に巽は微笑んで、コップを選んでいた。
巽が紅茶を淹れている間、要は想像してみた。今日は2人でお出かけする日だったので、どこからいこうかなだとか、行きたい店がいっぱいあって選べないなとか考えていると、要の前にあるテーブルにコップが2つと、昨日の夕飯の残りが置かれる。
「どうぞ」
「いただきます」
湯気の立つコップを手にとって紅茶を一口飲むと、じんわりと広がる温かさに自然と顔が緩んだ。朝ご飯を食べている途中、巽はそういえば、と要に話しかける。
「行きたい場所、結局決まりましたかな?」
「あぁ…それが、いっぱいあって決まらないのです」
「ならば、要さんの行きたい場所、全部行きましょう♪」
要は、今日の予定が想像以上に長くなりそうだと頭の中で計算しながらも、まあ、それもいいかと小さく笑った。
朝ご飯が食べ終わったあと、支度を終わらせる。今日のお出かけで着ていく服を決めたあと、巽の方をみてみると巽があまりにも古臭い格好で行こうとしていたので、要はため息をつき呆れた顔をする。
「もっと、おしゃれに気を使うべきなのです。アイドルでしょう?…仕方ないのでぼくが選びます。」
「ふふ、要さんが選んでくれるのですか?楽しみですな♪」
「はぁ、ぼくはそんな巽先輩に呆れてものもいえないのです」
数十分後、二人とも支度を終わらせたので玄関に向かう。巽は要が選んだ服を見つめながら、うれしそうな顔をしていた。そんな巽に要も思わず微笑む。
靴を履いたあと鍵を閉めて、2人で歩き出す。
「どこに行きましょう?」
「まぁまずは、巽先輩の服でも買いに行きましょうか?」
「おぉ、それは楽しみですな♪」
色々な店を巡っていると、あっという間に17時を過ぎていた。時間はあっという間にすぎるな、と思う。その後要と巽は、今日したことを振り返る。
「今日行ったお店のご飯、おいしかったですな♪それに、要さんの好みもまたしれた気がして、俺は嬉しかったですよ」
「…ぼくも、嬉しかったです」
「それはもっと嬉しいですな♪」
なんて話しながら要は思う。今日は、幸せで、楽しい時間を過ごせた。またこんなふうに出かけれたらいいな、なんて。
その幸せな夢から覚めると、要は白い天井を見つめていた。窓の外は灰色で、孤独な空気が病室を満たしている。ぼーっと、窓の外を眺めながら、要はそっと目を閉じた。温かい夢の残滓が、まだ胸の中に残っているようだった。