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”僕らしく”髪の毛の寝癖を取って、”俺らしい”服に着替えて、”自分のトレードマーク”である重いめの眼鏡をつけて
鏡の前にいるつまんない顔をしている”誰か”に鞭打って”俺らしい”笑顔に変えて。
よし、今日もオッケー笑えてる。
「おはようございまーす!
目の前にいるトントンさんには元気よく挨拶をして、
「おお、お早う。チーノは今日も元気やなあ。
よし、今日もオッケー変わらないでいられてる。
「ショッピくんはどうしたん?
「あーショッピなら多分まだ家っすね…僕連絡しときますね!
「まじぃ?すまんなあじゃあ頼むわ。今日は大事な打ち合わせあるから流石に目つぶってあげられへんのよ
「了解しました!任せてください!
なんやねんアイツ。なんもしてへん癖に大事な仕事任せられちゃってさ。なんやねんホンマ。
少し嫉妬に似たようなものを抱くアイツに連絡をしているとコネシマさんと大先生に出会う。
「コネシマさん!大先生!おはようございます!
「おはよーチーノ!今日も元気やなあ!
「おはようさん。しょっぴくん呼んでるん?
「いやあそうなんですよ。今日何か大事な用があるらしいのにアイツ…!
「まあまあええやないか。
「えええ~。大先生後で奢ってくださいよ~
「いやなんでやw
「普段から僕こんなに頑張ってるので。少しは後輩に優しくしといた方が身のためですよ~?
「せやぞーw俺にも奢ってや大先生!
「何でシッマにも奢らなあかんねん!…後で軍団で行こうや
「やった!さっすが兄さん!太っ腹ぁ!!
よし、今日もオッケー媚びれてる。
嘘なんかはあまりついていない。かと言って本当の事ばかり言っている訳でもない。嘘でも本当でもないような曖昧な部分を言っているだけ。それでも皆は気づかないし笑ってくれているから、俺も俺らしく笑えている…はずだ。
でも最近眠れないことが多くなった。
睡眠薬を毎晩飲むようになってから今まで以上に人に部屋に入られないか心配するようになった。”仲間”で”信用”している以上鍵を掛けるなんて下手な真似は出来ない。結局いつも以上に怯えながら暮らす他なかった。
トントンさん。コネシマさん、大先生にシャオさんこの人達は”見せたい俺だけ”を見てくれる。
グルッペンさん、ゾムさんはどことなく怖い。持って生まれたカリスマって奴だろうか。嘘をつかれるのが嫌いと公言し嘘を見抜くのがずば抜けて高いだらだろうか。この二人には何もかも見透かされていそうで”見せたい俺”以外も見えているような目つきで見てくる。
それからロボロさんも分かってて騙されていそうな、そんな所があるから少し苦手だ。あの二人に比べればまだ幾分かやりやすい。
俺よりほんの少しだけ早く組織に入ったというショッピは…正直言って良く分からない。”見せたい俺”だけ見ててくれてるのか”それ以外”も見えているのか。何故あんなにも信頼されているのか…分かんないけどきっと誰かに気に入られているんだろう。人脈はいいコネになるから。そういえばコネシマさんの事を先輩って呼んでたからそこの繋がりなんだろうな。
「はあ…
何でアイツだけ、**羨ましい、俺はこんなに頑張っているのに。アイツは俺が持ってないもの全部持ってて俺がようやく持てた時にはアイツはすでに持っていて…努力しても天才には追い付けない。必死に気に入られようとも元々の仲が良いところには追い付けない。それなのに比べられる。**最悪だ…。
ああ、やっとアイツが電話に出た。意識しなくても出てくる笑顔は最早癖で出てくるだけで何にも感情はくっついていなくて。
今更キャラ変しろって言われたって無理なところまで来ていて、八方美人で愛想よく、空気を読んで、荒波立てずに人の顔色伺って生きていく以外この世を渡る術がなくて。でもこの生き方は俺が見つけた最善手でばれるまでは生きやすい。
「ショッピ~やっと起きたかー?今日何か大事な会議があるんやろ?はよしい、トントンさんが呼んでるでー
電話の向こうで眠そうな気だるげな声で応えるアイツはきっと俺には考えられないような生き方でこの世をうまい具合に渡ってるんだと思う。俺じゃあ到底真似できない生き方で。
重い眼鏡の奥にいる目は今もきっと、俺の周りに漂う雰囲気もきっと、
確認がてら鏡に目を向ければ、
よし、今日もオッケー笑えてる。