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黒嵜 鵼
#短編集?
37
ピチャ……ピチャ…
また同じ音が繰り返されてる
げん「ハァ……ハァ………」
さやはどこなのだろう。
妻が無事じゃなきゃ気が済まない。
げん「ッ……!」
頭痛がする。意識も朦朧としてきた。
げん「は……ッ!?」
いつの間にか景色が変わった。
子供らしい空間だ。
げん「ここ…!?…ゔっ…!」
猛烈な吐き気に襲われた。
やばい。
ここで吐いたらなんだかいけない気がする。
弱い所を見せたら何者かにやられる。
僕は喉まで来たソレを飲み込んで前へ進んだ
げん「ぅぐぅっ……」
僕はその場でうずくまってしまった。
いけない、今すぐに立て。
そう脳に言い聞かせるが、喉にソレがもう来てきた
げん「ぅ゛く゛ッ……!」
ピシャピシャと音が反響する。
なんとも言えない匂いが鼻の奥をツンと刺す。
げん「ゲホッ……ぉ゛ぇっ…!」
まずい、やってしまった。
今すぐに立ち上がってさやを探さないと。
そう思うが、身体が言うことを聞かない
げん「ゲホッ……っ!ぅ゛ッぐ……! ゲボッ…!」
またピシャピシャと音が反響する。
僕の体はもう限界なのか?
でも、さやを探さなきゃ。 もし傷付いてたら治療してあげないと。
そんな気持ちが脳裏によぎるが、もう僕の身体はまるで劣化した細い木のように不安定だった
ビシャッ
自分の吐いたモノに向かって倒れてしまった
意識が飛びそう。
ここで死ぬのか?さやはいいのか?
早く、早く、早く立ち上がれ。この役たたずの足め。
……ダメだ…もう………
さや、ごめん。
コメント
5件
げんサァァァァァァァァァァァァン!(どした?) ぃや…すご…神か?神だな。