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コメント
1件
続き嬉しすぎます!! 続きも気長に待ってますね💕︎
日本side
国連「では第x回のG7会議を始めます」
国連さんの一言で会議が始まった。
最近は兄さんのことが心配過ぎて寝不足です。
兄さんは枢軸で1ヶ月くらい枢軸でお泊まり会するって置き手紙してましたけど!
いくらなんでも長過ぎませんか!?
まぁ80年ぶりの元同盟国とやっと会えて嬉しいんでしょうが…
せめて本人の口から伝えて欲しかったです。
心配です…
何故か嫌な予感がするんです。
決してブラコンな訳では無いです!
あっ考えてないで会議に集中しないとですね。
国連「ーー、〜ー」
国連「日本さんはどう思いますか?」
日本「私は━━━」
コンコンコン
会議室中にドアのノック音が響いた。
イギリス「誰でしょうか」
ガチャと音を立て、許可も無くドアが開いた。
全員「ッ!?」
アメリカ「は?」
こんな重要な会議の最中に入って来た無礼者の姿が見えた。
信じられない。
「何故?」という疑問で頭が埋め尽くされる。
分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。
イタ王「別にノックなんてしないで蹴破れば良かったんね」
日帝「お前には常識が無いのか…」
日帝「敵にも出来る限りの敬意は払うんだよ」
ナチス「会議の最中に割り込んでるんだから礼儀も敬意も無いだろ」
日帝「宣戦布告無しの奇襲よりかは敬意がありますよ」
ナチス「それもそうだな」
何故兄さんは会議室に入って来たのでしょう。
何故軍服を着ているのでしょう。
何故刀を持っているのでしょう。
何故眼帯をしているのでしょう。
何故包帯をしているのでしょう。
何故全身アザと傷だらけなのでしょう。
驚きで固まってる私達を無視して兄さん達は雑談を始めました。
私の嫌な予感は的中したということでしょう。
心配なら会いに行けば良かった。
まだ兄さんを止められていたかもしれない。
そもそも兄さん達の目的も分からない。
まぁ、軍服を着て元枢軸で来ていますし粗方予想はつきます。
とても最悪な予想が。
日本「なんで…?」
何か言わないことには始まらないと思い、今一番言いたかったことを口にしました。
日帝「何に対してだ?」
私としては全てが疑問なんですけどね。
国連「なぜ貴方達がここに?」
ナチス「第三次世界大戦の宣戦布告に来た」
アメリカ「どういう意味か分かってんのか?」
イタ王「どうも何もそのままの意味なんね!」
イギリス「貴方達敗戦国が勝てると思っているんですか?」
ナチス「嗚呼、思っているぞ?」
ソ連「あっそ」
ソ連「ところでなんで一人満身創痍な奴がいるんだよ」
ソ連「眼帯までして俺の真似か?」
日帝「黙れ」
日帝「斬るぞ」
イギリス「そこまで傷だらけな理由くらい教えて下さいよ」
イギリス「可愛らしい猫耳もまだ半分しか再生してないじゃないですか」
日帝「聞こえなかったか?」
日帝「斬るぞ」
イギリス「全身傷だらけで骨まで折れてる貴方にそんなこと出来る訳ないですよ」
日帝「骨が折れてるからなんだ」
日帝「貴様を斬るくらい今の私にも出来る」
ナチス「宣戦布告に当たって俺たちは同盟を結ぶ」
イタ王「日独伊三国同盟!枢軸の再締結なんね!」
日帝「旧国だがな」
ナチス「伝えたいことは言ったし帰るぞ」
イタ王「分かったんねー」
フランス「ちょっと待ちなさい、そもそもなんでまた戦争なんかするのよ」
フランス「また戦闘狂に戻ったの?」
日帝「…」
フランス「戦闘狂って馬鹿なの?」
フランス「戦争を楽しいと思うなんて異常ね」
日帝「はぁ?俺は正常だ」
日帝「貴様等が異常なだけだ」
日帝「俺は正常だから戦争が━━━━」
ナチス「日帝、そろそろ帰るぞ」
日帝「わかりました」
ソ連「俺らが逃すとでも?」
ナチス「嗚呼」
イタ王「じゃあまたなんねー!」
日帝「鬼畜米英が…」ボソッ
イギリス「なぜ私まで!?」
三人は窓を破って逃げた。
大戦を経験してない国はまだ固まってます。
何であの人達はあんな冷静に話せてるんでしょうか…
国連「はぁ…二時間後に第三次世界大戦の作戦会議を行います」
日本「あ、それなら会議に2人程追加で参加させてもよろしいでしょうか」
国連「良いですけど…誰ですか?」
日本「日帝さんの弟です」
日帝side
日帝「宣戦布告は成功しましたね」
ナチス「嗚呼、でも次からアイツらが異常ってことは言わないでくれ」
日帝「何故ですか?」
イタ王「あいつらは自分達を正常、io達を異常って思い込んでるから」
イタ王「io達が違う考え方って分かったらあいつらが何をするか分からないんね」
イタ王「前まで異常だった日帝が心配なんね」
日帝「俺は大丈夫だと思うけどな」
ナチス「心配なんだ」
ナチス「日帝がまた変になってしまわないか」
日帝「分かった。次は気を付けよう」