テラーノベル
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赫|な、なに言って!?
茈|だって赫、このまま帰ったら組織に消されちゃうんでしょ?だけど生き延びる方法が1つある
俺は赫と結婚したい 赫は俺を騙して婚約したと組織に報告できる
急になにを言い出したかと思えば、俺が生き延びれるように手伝ってくれるらしい
茈|かわいいかわいい俺のスパイさん♡大人しく従うしか道はないんじゃねえの
赫|お前は一体なにを企んでッてちょ、!
喋っている途中で 茈は俺の太ももをいやらしく触る
茈|赫、脱いで
赫|へっ..!?
赫|もう、なにが「脱いで」だよ!?
茈|赫の服デザートまみれにさせちゃったからお詫びしようかなって
なぜスパイがお詫びを頂くのか
茈|でもびっくりさせちゃったよね
赫|なにが?
茈|俺らまだキスすらした事ないのにいきなり脱げなんて言われたら、
赫|ブフォ
ゞ|し、仕事ではしないって決めてるの、キスとか・・・ モゴモゴ
スパイのくせにこんなんだからバレちゃったのかもしんないけど・・・
茈 ナデナデ
赫|どういう反応なのそれ…?
赫|あのー、着たけど・・・せっかく買って貰うのに良いの?俺好みの服にして・・・
いつもはターゲットの趣味に合わせた服装を選ぶからちょっと恥ずいんだけど、///
茈|ッ…//
パシャパシャパシャパシャパシャパシャ
赫|ちょッ、//なに撮ってんの!?
茈|赫が可愛いから撮ってるんだけど、だめ…?
赫|んなっ//
なんなんだよこのアサシン・・・//
茈|他にもかわいいかわいい赫を見せてよ
赫|ッ..//
なんだかほんとにデートしてるみたい
店員|彼女さんのお洋服ですか〜?
茈|あ、いえ
俺たち婚約したばかりで可愛い奥さんです
赫|ま、まだ婚約するなんて言ってな・・・!!
店員|(尊、推せるわ〜)
ゞ|でしたらこちらへどうぞ〜
店員|こちらが今日ちょうど入荷しましてー・・・
赫|ッ!!
店員|〇〇のウエディングドレスでもうめったに入ってこないんですよ〜
茈|綺麗だな、せっかくだし選んでく?
・・・赫?
赫|はッ じ、冗談もいい加減にしろっ//はやく会計すんぞ…///
茈が仕事の間、留守番を頼まれたけど・・・組織を裏切るなんて本当に良いのかな・・・
いやダメだ、今こそ茈の秘密を盗むチャンスだ・・・!!
俺の奥さんになって欲しい
赫|…ッ
なに戸惑ってんだ
茈はアサシン 俺を生かしてるのもなにか企みがあるに違いない
・・・違いないのに どうして俺━━
茈|赫、なにをしているのかな
チャキ
赫|そ、それは
茈|・・・それは?
氷みたいに冷たい茈の手
空気まで凍りついてしまったみたい
茈|留守番中にイタズラしてるなんて
ゞ| 悪い子だね 赫
これがアサシン
目を逸らすことすら出来ないなんて
暗闇に輝く黄色の瞳が 俺を見つめてる
茈|・・・ねぇ 教えて ────赫
赫|い、茈を裏切った…茈の事を調べて組織に報告するつもりだった
ごめんなさい 俺の事は好きに処分していいから…ウルッ
チャキ
茈|そう
・・・もし俺が普通の家庭に産まれてたら
スパイなんてしてなかったら
幸せになれたのかな
考えたって意味ないか そんなこと…
𝕟𝕖𝕩𝕥➯➱➩完結
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