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ブルーロック全然知らんけどめっちゃ気になる!!!
ブルロメンバーが出てきます。
原作無視です。
虐待表現の中に暴力表現や暴言が含まれます。大丈夫な方のみ閲覧してください。
主人公は潔世一君です!
では、どーぞ!
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俺は、小さい頃から親に色々とされていた。
殴られたり蹴られたりすることは日常茶飯事で、たまにタバコを押し付けられたり熱湯をかけられたりすることがあった。
親の口癖は
『お前は親不孝者』
『いなければ良かった』
『出来損ない』
『とっとと死んでくれ』
だった気がする
でも、そんな最低な親でも、俺の家族だし、時々
『私達にはあなたしかいないから、私達の前からいなくならないでね』
と抱き締められて、その度に
俺はここにいていいんだとか、俺が母さんや父さんを守らなきゃって意味不明な正義感が溢れてきた。
だけど、それは俺が小学校低学年の頃に終わりを告げて
ある日、家から出てはダメだと言われた
理由を聞いたけど、返事の代わりに暴力が返ってきて、この事は聞いちゃダメだと子供ながらに悟ったのを覚えている。
家から出ないで親のサンドバッグになって数年経った。状況は何一つ変わっていない。
俺が学校に行ってたなら、今頃高校生になってるんだろうな。やってみたいサッカーを精一杯やって、仲間達とか信頼できる人間もできて….
なんてね。
考えるだけ無駄
俺は、親から逃げられないし、逃げる気もない
親不孝者で出来損ないの俺が出来ることは、親のサンドバッグになることだけだから
俺が親孝行を出来る人間だったなら話は別だろう、俺がもう少し色んな事が出来れば…
そんな事を考えても、努力は認められないし、才能には勝てるわけが無い
俺はどの分野でも『1番』にこだわってる親の期待には応えられないんだ。
最近思ってることと言えば、親の機嫌が明らかに悪いこと。
勿論、機嫌が悪い時は殴られたりする以外にも水に顔を沈められたり、飯を1週間抜きとか、いわゆる生き地獄状態になる。
その度に、早く終わってくれと願う日々だ。
親「世一ぃ、酒買ってこぉい」
世「え、いや、年齢確n….」
親「あ”?親に口答えすんのか?」
世「ヴッ」
親「早く買ってこいやぁ!無能が!」
痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い
ごめんなさい
許して
もう口答えしないから
お願い
嫌だ
痛い
どうしよう
立てない
親「んじゃ、買ってこいよーww」
世「ゲボッ」
親「汚ねぇ、外で吐けやクソボケが」
世「ごめっ、なさ、」
親「謝れるんだったら早く買ってこい」
世「は、ぃ」
身体中が痛い
長時間殴られてたからか、身体を動かそうにも動かない。
でも、早く動かないと
もっと酷くなる
動け!
動けよっ、
やった、動いた
早く、外に….
ガチャッ
外、久しぶりに出たけど
めっちゃ眩しいな
そんなことより、早く買い物済ませなきゃ
今まで家にずっと居たし、親にもあんな事をされてるからか、『普通』の家族が羨ましかったんだと思う。
黒髪に黄色いインナーカラーが入った男の子と親らしき人が一緒にニコニコ歩いてるのを見て、つい、
「良いな…」
と呟いてしまった。
俺の口から出てきた事を気づいて慌てて口を噤んだけど、その2人には聞こえていたようで
黄色いインナーカラーが入った子が親に何かを耳打ちして、親が納得したように帰って行った。
すると、その子が俺の方に来て
「君、名前なんて言うの?」
って笑顔で聞いてきた。
咄嗟に俺は
「潔世一」
と言った
すると、その子はニコッて男の子なんだけど可愛いと感じる様な笑顔で
「俺は、蜂楽廻だよ。よろしくね」
と、こんな俺に笑いかけてくれた。
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久しぶりの潔くん主人公の物語です!
今回は短いんですけど、見てくれた方に好評だったら次回も出そうと思っています!
読んでくれてありがとうございました!
んじゃ!バイバイ!