コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
ジリリリリリリ
「もう10時か、、、」
週で一番憂鬱な日。月曜日
私は10時に起きて学校へ行く
この時間帯なら、誰にも会うことなく、寄り道もできるから
コンビニに寄り、弁当とじゃがりこを買って、
学校の閉まりきっている校門を超える
授業なんて受けたくないから、誰にも見られないように屋上へと向かう
鞄からスマホを取り出し、適当なアプリを開く
大企業の社長の息子でもあるアイツは、どのページを開いても必ず名前が出てくる
本当に鬱陶しい、、、
そんなことをしているうちに、もう時間はお昼になっていた
朝買った弁当を取り出していると、階段から声が聞こえてくる
まさか、、、
『でさ〜ww』
世界で一番嫌いな声が、近づいてくるのがわかる
でも、ひらけていて障害物がない屋上では、嫌でもアイツに会うことになった
『あれ?何組の子〜?わら』
「、、、」
『って、無視かよ!わら』
どうしてコイツはこんなヘラヘラしているのだろう
あからさまに嫌われているのがわかるのに
バカなのか?
「話しかけんな」
『へぇ〜。女の子で俺のこと嫌いなやつ初めて!珍し〜!わら』
「私はあんなキモい奴らとは違う」
「ここ私がいたから。出てって。気分悪くなる」
『すっごい言いようだねぇ!わら』
なんなのこいつ、こんだけ言って出ていく素振り見せないとか、頭おかしいんじゃない?
「出てけって言ってるよね?」
『え〜、出ていかないよ〜』
『だって俺、君のこと気になってるしw』