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「――見つけたぞぉ、クソガキ魔術師!」
ヴァレナがフィンに、旅のこれからについて話そうとしたとき――声が飛んで来た。
しかも聞き覚えがあるのに、調子がおかしいその声に、ヴァレナは思わず振り返った。
立っていたのは、祝勝会に顔を出しに行ったはずのレオン、ヨシュカ、エルヴィンだった。
そして声の主であるレオンは、二人より一歩前に出て、腕を組んで偉そうな態度である。
(なんだか、様子が……?)
「何、酔っ払ってんの?」
ヴァレナが指摘しようか迷っていると、フィンが口を挟む。
「酔ってねーよ!」
「それ酔ってる人のセリフじゃないの?」
「んだとぉ!」
目を細めて胡散臭そうに見てくるフィンに、レオンがつか******
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