テラーノベル
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神殿の静寂を破るように、神様の声が重々しく響いた。
金色の光をまとった瞳が、へんな君をまっすぐ射抜く。
神様:「あぁ、超人とはな――傷ができても瞬時に再生することができる。それに身体能力が常人をはるかに超えて向上する。」
へんな君:「つよっ!」
思わず拳を握りしめ、ぴょんと飛び上がるへんな君。
カプセルの液体の名残が床に滴り落ち、音を立てた。
神様:「それと、寿命が∞なんだ。」
へんな君:「え⁉︎ 無敵じゃん!」
その声は神殿に反響し、石の壁に跳ね返った。
神様:「だがな…超人は毒に弱いんだ。」
へんな君:「まじか…」
途端にテンションが落ち、肩をがっくり落とす。
神様:「試してみるか?」
へんな君:「嫌ですよ!」
慌てて後ずさりし、石柱の陰に隠れる。
神様はくすりと笑うと、静かに続けた。
神様:「それとね、僕がつくった超人は君を含めて――あと10人いるんだ。」
へんな君:「え⁉︎ そんないるの⁉︎」
神様:「そうだよ。」
へんな君:「じゃあ、僕はその中で何番目とかあるんですか?」
神様:「ふふ、それは追々わかるさ。」
神様の口調はどこか意味深だった。
へんな君:「…で、なんで僕をつくったんです?」
神様は少しの間、神殿の天井を見上げた。
光の差すステンドグラス越しに、空が赤紫に染まっている。
神様:「それはだな……この世を救ってほしいんだよ。」
へんな君:「はっ?」
神様:「まあ、混乱するのもわかる。だが、今――世界や宇宙では、魔物や闇の超人たちが暴れまわっていて大変なんだ!だからどうにかお願いしたい!」
へんな君:「ま、まってまって!まず……魔物ってなに? 後、どうやって倒すの!」
神様:「それは……魔術でだ‼︎」
へんな君:「魔術って?」
神殿に冷たい風が流れ込む。
まるで次なる言葉が、へんな君の運命を決定づけるかのように――。
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