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あ
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15話 醜い身体
もう、数年が経ち大人となっていた。
それでもアイドルとしての活動は続いていた。
「しゆう君、今週の日曜日に〇〇のカフェで黒熊えなざ先生取材のエッセイ本作成あるから」
編集者がそう告げた。
黒熊えなざ…有名な小説家だ。
美形で彼の綴る文字は全身鳥肌が立つほどに美しいものだった。
1回、「愛の讃歌」という本を読んだがそれはなんとも言えないぐらいに素敵なものだった。
そんな小説家と会えることは光栄に思えた_この時はね。
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カフェに行くと編集者が言っていた特徴の人がいた。
銀髪で毛先が桃色、顔はやはり美形で鋭い目がかっこいい。
k「赤熊しゆうさん」
s「はい。」
名刺を渡し合った時、彼の本名を知った。
本名は五十嵐飾子というらしい。
…楓速から聞いたので知っていた。彼は楓速の大学生の頃の友達だと…
でも、知らないフリをした。彼も知らなそうだから。
その日は平凡で終わると思っていた。
でも、そこからも関係が続いた。
彼の話し方、声はとても優しく落ち着くからこれからも会いたいという思いはあった。_ それが失敗だったようだ。もし君にそんなこと思わなければ平和だったのかもね。
よく居酒屋に連れていき、仕事や世間話等する。
酒に酔っていた、もしくは彼に酔っていた。
彼からのかっこ悪い告白を承諾した。
彼もお酒に酔っていたのかもしれない。
でも恋人という関係は続いた。
手も繋いだ、ハグもした。デートも行った。キスもした。…セックスはしていない。別に、昔のことで抵抗があった訳ではない。
ただ、彼に醜さを明かす気はなかったから。
だったはず、でも彼は
k「俺が、セックスしたいって言ったら…愁翔はどうする?」
と質問をしてきた。
セックス、そんなの慣れっこではあった。
多分、彼は童貞だろう。一応俺も童貞ではあった。処女は奪われたが。
そういうのに興味があったのかもしれない。
そう思い
s「…飾子がしたいなら、いいよ。」
と答えた。
色んな人に捧げた身体は少し、震えていた。
___
次の日、コンビニに行き彼はコンドームとローションを買っていた。
彼は、俺の中に出す気はないのだろう。優しいお世話だ。
ラブホに連れていかれる。
少し高そう。
以外と言うのは失礼かもしれないが、彼の手、彼の熱を帯びたモノはこれまでに経験したこともない快感だった。
異様に小さくなく、大きくて綺麗でいい匂いのする吐息が耳にかかるのも良かった。
でも、それでも醜い身体は醜いに過ぎなかった。
いつでも癖は抜けない。
行為が終わったあとは虚ろな目になってしまうのを。
それからもセックスをすることが増えた。
そしてその快感で汚れていった。
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はい。
最近、やる事が多い。
さよパニ
コメント
2件
温泉のシーンと手を繋ぐ仕草は書いてねーよ。
読ませていただきました……15話、とても重くて切ないお話でしたね。 しゆうくんが自分の身体を「醜い」と繰り返し呼ぶところに、過去の傷がどれだけ深く根を張っているのかが現れていて、胸がぎゅっとなりました。飾子さんは優しくて美しいのに、その優しさすらしゆうくんには「汚れていく感覚」として届いてしまうのが哀しくて。 温泉のシーン、手を繋ぐ仕草、コンビニの袋……細かい描写が一つ一つ、関係性の脆さと体温を伝えてきて、引き込まれました。続きがとても気になります。
#ふうはや #りもこん #しゅうと #かざね
あきら
911
#よもよもぎー!!
よもぎ@低浮上
40
#さんちゃんく!
胡桃☕️
49
#切ない
おんいむ(かざねなりきり)
7,286