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「おーい、一限目始まるぞ〜」
担任の一言で若井の周りにいた生徒たちが散る
若井も自分の席に座る
今日の一限目は…、数学のテストか
そういや、今回の数学のテスト、赤点取ったら、居残り授業なんだっけ
……
若井大丈夫かな
若井って歴史とか理解とは得意なのに数学だけは苦手なんだよなぁ
「ねぇねぇ」
テストのことを伝える為に若井の背中をツンツンとシャーペンでつつく
若井がこっちに顔を向け「どした?」と言う
あー、こいつ絶対テストのこと知らないやん
…仕方ない、幸せなテストのことを知らないままで居させてやろう
「いや、やっぱなんでもない」
「え?うん…?」
首を傾げる若井に「頑張れよ」と一言
「え、え?、なになに?怖いんだけど」
「おいっ!若井!うるさいぞ!」
先生に指摘をされる若井
「そんなに早く数学のテストを受けたいのか」
「え…」
「今日の一限目は数学のテストだぞ?」
「ついでに赤点だったら居残り授業だぞ」
担任に衝撃の事実を知らされると
青ざめた顔をして若井がこちらを向きパクパクと口を動かしてくる
そんな若井ににこっと笑顔を見せる
「若井、頑張れ」
え、待ってごめん、めっちゃ駄作なんだけど