rd視点
本署に着いたので
バイクを駐車し、本署に入った
ロッカールームに入る
「よ〜し、やるかぁ〜」
体を伸ばし一息ついた
無線を繋いで挨拶をする
「おはようございま〜す、らだお出勤しま〜す。」
「おはようございま〜す!」
少し遅れて後輩と先輩の元気な声が聞こえてきた
朝届いた荷物が気になり、手を伸ばす
「お、青先じゃないっすかぁ〜!」
「うぉっ…!?」
途端に入ってきたつぼ浦に驚いてしまった
「ん?青先それ何?」
「知らん、なんかポストに入ってた」
「へぇ〜、ラブレターかなんかっすかねぇ?w」
小馬鹿にしたような言い方で
言ってくるつぼ浦に腹が立ち無言で開ける
「ぇ…、……」
ヒュッと息を呑む
咄嗟に荷物を地面に叩きつけて、1歩後退る
「ちょ…青先!?どうしたんす、ぁ…え、」
つぼ浦が俺の背中2手を回し俺の体を支える
視線を荷物に向けた
荷物には俺の写真
パトロールしている時の写真や
今までギャングに盗られていた所持品
俺の捨てたゴミ、俺の落とした髪の毛等の
ゴミを収集した写真や
中には手紙✉️の他に大金までもが入っていた
いや……何これ…
何これ……()
「青先……これ…」
「……」
言葉が詰まる
どう言葉にすればいいだろうか
しばしの沈黙
ドアからはナツメさんと皇帝
「え、どうしたの……?大丈夫?」
小走りで俺達に駆け寄る
ナツメさんも皇帝も地面のソレに目を向けた後に
静かになってしまった
「……」
荷物を静かにロッカールームへ片付ける
「うん。皇帝、ナツメ先輩、つぼ浦」
名前を呼べば目線をこちらに向ける
しかし誰も返事はしない
「この事は、内密にしよう」
そう言うと皆驚いた顔をして大声をあげる
「え!?らだおくん正気!?あれ絶対ストーカーとかの仕業だよ!?」
「そうっすよ!?内密って、内密にしてどうにかなるもんじゃないでしょうが!?」
「まず、らだお!お前!自分で何でもかんでも抱え込んで!!!許さんぞ!!俺らを頼れ!!」
急にギャイギャイとロッカールームが騒がしくなる
それはもう動物園のように
皇帝に関しては頭をグリグリしてくる始末
「あいたたたた……いたあああい!!!」
痛がればパッと手を離す
おい、さっきのシリアスな雰囲気どこに行ったんだよ
あ、壊したの俺か…?
「とりあえず!らだおくんは警察署に寝泊まりしなさい!」
ナツメさんにそう言われるが
警察署に1人で泊まるのはさすがに心もとない
「不安だろうし、我らも泊まろうではないか!」
皇帝が鼻高々に言う
いや、エスパーか?お前
腹立つので1発殴っておいた
「まぁ、詳細は話さないからね!先輩達にも相談しよう!ね?」
「まぁ……詳細を省くなら…」
ナツメさんに圧をかけられて
詳細を省くならと了承した
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「らだおくんそこに座りなさい」
「えっ、あっはい……???」
キャップに座るよう言われたので
向き合う形で椅子に座る
「どうかしました?」
「いやぁ…お前のストーカーの件なんだが……」
まあ、話の内容は検討着いていたし
驚くことはなかった
「この街には変なやつが多い、格好もそうだが主に行動と言動!今回はわんちゃんお前を狙ったアンブレラとかそこらかもしれない!」
……赤ちゃんキャップが言うと
ここまで説得感があるとは
「アンブレラは違う思いますよもっと変態チックな感じのアレなんで」
「そうか……」
少し引き気味に返事もされた
キャップも引く時あるんだな……(不敬)
「まぁ…頑張りたまe」
大きな爆発音と共に俺らの頭の上の屋根が崩壊した
「おい、つぼ浦ぁ〜???」
恐らくこれはつぼ浦のロケランの流れ弾だろう
「サーセンしたっ!!!」
つぼ浦がガチめに焦っていて普通に面白かった
「気をつけろよ?さもなくばロケラン没収するぞ」
「ういっす…」
「面白すぎるwww」
てかなんで流れ弾がこっちに……?
「つぼ浦ー?」
「あぃー??」
「なんで流れ弾飛んできたの〜?」
「さっき誘拐されてる奴いて2発打ったら1個がこっち飛んできた、もう1発は当たった」
「お前犯人は???」
「まるんに連れてかせてる」
「ヤバすぎwww」
何やってんだコイツwww
「まぁ……気をつけろよ」
「うぃっす!」
「よ〜し、そろそろパトロール行きましょや」
「おう、そうだな。一旦解散するか。」
「は〜い。一旦解散しようか〜。」
「おけぇ〜い」
「またなー」
「またね〜」
取り敢えず今日は解散し
パトロールへ向かった
「━━━━━━」
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