テラーノベル
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甚爾は血の匂いを漂わせながら直哉に噛みついた。
直哉「痛い痛い痛いっ…!引っ張らんといて…!」
甚爾「…。」
ぱっと甚爾は口を離した。
直哉「はー…はー…痛かった…」
甚爾は大きなあくびをして、再びしゃがみ込んだ。
直哉「んぇ…?」
うとうとしてきたのだろう。頭がかくん、かくん、と落ち、頭を上げる。その繰り返し。
直哉「甚爾くん…ここで寝んといて…」
甚爾は顔をゆっくりと上げた。
じっと直哉を見つめる。
直哉「なんやねん…。」
(でもせっかく甚爾くん見つけたからな…。あと降霊術で自分を制御できてへんし…。ええこと思いついたわ。 )
「あー、甚爾くん、寒いやろ?家はもうぼろっぼろやねんけど、ホテル行くか?ホテルならまあまあ暖かいやろ。」
甚爾は首を傾げたが、こく、と頷いた。
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コメント
1件
読み終わりました。甚爾くん、血の匂いを漂わせながら噛みついてきたかと思ったら、次の瞬間にはあくびして眠そうになるの、その振れ幅がすごく愛おしいですね……。直哉くんの「ここで寝んといて」からの「ホテル行くか?」の切り替えも、彼なりに甚爾くんのことを気にかけてるんだなって伝わってきて、思わず頬が緩みました。2人の距離感が絶妙で、続きがすごく気になります🌷