⚠司類
死ネタ
類視点
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真冬の冷たい風が触れる
空を見るのが好きだ
ここに居ると、きっと、君が迎えに来てくれる気がするから
「あ、類、ここにいた」
そうこちらに声をかける聞き慣れた声
「…!司くん、!」
自分の声が弾んでいるのを感じる
「どうしたんだ?、空なんか見て、」
「あはは、なんとなくね、」
自分よりは少し背の低い彼はなんだか、最近前よりずっとお兄さんのようにしっかりしている気がする
「んじゃ、帰ろう、今日も一緒に帰るんだろう?」
「うん、そのつもり」
周りから見たら少し可笑しい会話なのだろう、
(……それでも、少しでも彼と話せれたらー)
「類、どうしたんだ?行くぞ、」
「あ、ごめんごめん、行くよ」
そう少し会話をし、彼に付いていく
階段を少しずつ降りて、昇降口に行く
彼との会話はあまり無いけど、この時間は僕の中でも特に好きだった
「なぁ、最近、どうだ?」
「え、?最近って、あはは、司くん、それ前も聞いてきたじゃん、どういう意味?、」
「あぁ、そうだったか、すまない、」
「…ま、ぼちぼち…だけどね、…」
なんていえば良いか分からなくなり、少しあたりが静かになる
「…あ、すまない。少し用事を思い出したから先に帰らないと行けない、」
「…あ、そうだったんだね、うん、ばいばい、」
(………馬鹿、また、駄目な考えをしてる。)
彼の姿が見えなくなったのを確認すると、少ししゃがみこんで呟く
「………もうちょっと、一緒にいたい…とか、」
「…できるわけ無いのに」
そう呟くと、足音が聞こえて、其方を見る
「…あ、類じゃん、」
見慣れた姿と聞き慣れた声のその人
「…瑞希。」
「…どう?、元気…してる?って、…その様子じゃ、して無さそうだけど」
「…あはは、そうかな」
僕がそう言うと、瑞希は不安そうな顔をした
「…、ねぇ、類」
「…どうしたの、?」
「…そろそろ、さ、」
言いづらそうに瑞希は言う
「……現実、見ようよ」
「…」
僕の顔を見たのか、瑞希は少し慌てた様子だった
「あ、いや…その、…そろそろさ、…そうした方が、類も、楽でしょ?」
「…まぁ、ボクが言えたことでは無いんだけど」
色々言ったあとに、瑞希は決心がついたような顔をした
「…司先輩は、もうー
知ってる。
コメント
3件
はーーーーーーほんと好きですなんか腹立ってきました
もっと普通にイチャイチャしてたり平和なのも書くべきなのに何故か全部暗くなってしまいます。末期ですね