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コメント
4件
すごく面白かったです😭 次回も楽しみにしています🥰
男の動きが止まった
すぐにその体が俺の上からいなくなる
俺が目を開けると男は床に転がっていた
そして叶さんが横に立っている
その頬には赤く染まる血が付いていた
「‥‥叶さん血が」
「こやもいっぱい着いちゃったね。ごめん」
叶さんが頬に垂れた血を拭ってくれる
これは一体‥‥
血を拭ってくれた手のもう片方
そこには拳銃が握りしめられていた
「か‥‥叶さん?」
「ちょっと待ってて。無線入れるから」
そう言うと叶さんが無線を入れ始めた
“エビオ、回収出来た?”
“出来たよ。ある分は全部ボブさんと取り切った”
“残りの見張は全部倒せそう?”
“こちらは全部やりました。あとは軍事基地周りにいた奴だけです”
“軍事基地もあと一分で終わります”
“それじゃ僕がボスを連れて出るから車入り口に回せる?”
“もう回してあります”
“OK、じゃあみんな乗り物に乗って待機してて”
“了解です!”
叶さんが無線をしながら俺の手足の枷を解く
暫く縛られたままの手足は痺れていた
俺の様子を見て叶さんが服を整えてくれる
「歩けそう?」
「はい‥‥多分」
床に足を着ける
先程よりも体がしっかりして来た様だ
薬を飲んだからかもしれない
叶さんに支えられながら車に乗り込む
通路には何人もの人が倒れていた
「結構な人数いたんだな」
「インテリギャングにうちのフィジカルはキツかったかもね」
「コイツら‥‥どうするんですか?」
「僕の部下達が始末するよ」
「始末?」
「そう。始末」
それがどんな意味か俺は知ってる
きっともう会う事はないだろう
「叶さん‥‥アジトに行かないと」
「今日は家に帰ろう。明日行ったら良いじゃん」
「え‥‥でも」
「エビオには言ってあるから」
俺は家に真っ直ぐ連れて帰られた
車を降り、家の中に入った
久々の家だ
玄関で靴を脱いでいると、それが終わるか終わらないかで叶さんに腕を引っ張られた
「わわっ‼︎叶さん⁈」
「ごめんね、こや」
そう言うとどんどん腕を引っ張って廊下の奥へと連れて行かれる
そして脱衣所の扉を開け、浴室の扉も開けられた
そのまま浴室の中に押し込められる
「ちょっと叶さん!俺服まだっ‥‥」
言いかけた俺の頭の上からシャワーが降り注いだ
「ぶわっ!‥‥なっ、何‥‥!」
「こや‥‥‥‥」
目の前にはずぶ濡れの叶さん
シャワーで濡れた俺の唇に指を這わせる
うぐいす
140
10,273
「‥‥叶さん」
「ごめんね‥‥僕のせいで嫌な思いさせて‥‥」
叶さんの指が俺の唇を開く
そして人差し指と中指が口の中に差し込まれる
その指を伝い、シャワーのお湯も口の中に入り込む
その指が優しく舌を撫でる
まるで口内を洗うかの様に‥‥
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