妹には、とことん甘い兄。今日も、姪っ子のためにいっぱい買い物をした。
妹ーお兄、またお父さんに言われたの?
深澤ーそう、いつもの。
妹ーもう、これだけ売れてるのにね。
深澤ー何が何でも、サラリーマンにしたいんだよ。
妹ーあれ?知らないの?
深澤ー何?
妹ー四大ドームツアーの時のBlu-ray持ってるよ?
深澤ー嘘!
妹ー私、買おうと思っていたら、家にあったもん。
妹の話が本当なら、父親も観たかもしれない。
深澤は、元気になった。
いつもの「深澤辰哉」が戻ってきた。
控え室で、その話を岩本にすると、「良かったな」と言われた。
ここが控え室じゃなかったら、飛びついている。
渡辺にも話すと、「観てくれてるといいな」と言う。
目黒が横から「観てくれてるよ、きっと」と言う。
嬉しい、単純に嬉しい。
観てくれたかどうかはどっちでもいい。
家にあるというのが嬉しい。
暇つぶしに観てるかも知れないし、母親は、大ファンなので観てるかも。
家族に支えられているのは心強く、本当にありがたい。
深澤ー照、嬉しい。
岩本ー東京ドームには来てもらわないとな。
深澤ーうん!
抱き合ってキスして、笑い合う。
こっちの問題はしばらく言わない。
というか、絶対言えない。
深澤ー照、いっぱい好き。
岩本ー俺の方がいっぱい好き。
深澤ーナベたちは内緒かなぁ。
岩本ーはぁ?っていうか、翔太と目黒は友達だぞ?
深澤ーえっ。
岩本ー翔太が言ってた、1番仲良しの友達だって。
深澤ー付き合ってないの?
岩本ーん。
深澤ー俺と照のことは?
岩本ー知ってる。
深澤ーあちゃ〜。
大勘違い。
目黒と渡辺は付き合ってると思っていた。
急に恥ずかしくなってきた。
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