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えとゆあ推し!
61
第8話 きっと
(注微じゃばのあ)
そして――。体育祭当日。朝の校庭には、いつもとは違う空気が流れていた。この学校では赤白ではなくクラス対抗で戦うので、色とりどりの旗が風になびいている。グラウンドにはたくさんの生徒が集まっている。
いつもの学校なのに、今日は少しだけ特別に見えた。
💚「ついに来た……!」
俺はグラウンドを見渡す。
💚「体育祭!!」
💛「朝から元気やなぁ」
隣でたっつんが呆れたように笑う。
💚「だって楽しみじゃん!」
💛「まぁ、お前の場合体育祭よりキッチンカーや」
💚「そ、それも楽しみ!」
💛「認めるんかい笑」
そんな話をしていると――。
🩷「じゃぱぱさん、たっつんさーん!」
後ろから声が聞こえた。振り返ると、のあちゃんが手を振っている。
💚「のあちゃん!」
🩷「おはようございます!」
💛「おはよー」
🩷「今日は頑張りましょうね!B組も負けませんから!」
💚「A組も負けないから!笑」
💛「のあちゃんも頑張って!」
3人で話していると、後ろから声が聞こえた。
❤️「じゃぱぱ!」
💚「あ、ゆあんくん!」
ゆあんくんがこっちへ歩いてくる。少し前までは『じゃぱぱ先輩』って呼ばれていたのに、今では普通に名前で呼んでくれる。それがなんだか嬉しかった。
💚「緊張してる?」
❤️「……ちょっとだけ」
💛「珍しいな」
❤️「だってアンカーだし」
ゆあんくんは笑う。でも、その顔は前よりずっと自然だった。
💚「大丈夫!」
❤️「え?」
💚「楽しめばいいんだよ!」
💛「お前が言うと説得力あるようなないような……」
💚「どういう意味!?」
🩷「ふふっ」
のあちゃんが笑う。その笑顔を見て、俺も笑った。
そして――。
体育祭が始まった。最初の競技は、借り物競争。俺の出場する競技!
💚「よし!」
俺は気合を入れる。
💛「そんな気合入れる競技ちゃうやろ」
💚「いや、重要だから!」
順番が来る。スタートの合図。俺は全力で走った。箱から紙を引く。そこに書いてあった文字は――。
💚「……」
俺は周りを見る。そして――。
💚「決めた!」
💛「嫌な予感する」
俺は走り出した。
💚「のあちゃん!!」
🩷「え!?」
突然呼ばれたのあちゃんが目を丸くする。
🩷「私ですか!?」
💚「うん!」
俺は笑う。
💚「だってかわいいものって書いてあるから!」
🩷「え、えぇ!?」
俺はのあちゃんの手をぎゅっと掴み走る
💛「お前ほんまにそれでええんか笑」
周りから笑い声が聞こえる。
でも――。
🩷「……ありがとうございます」
のあちゃんは俺の手を握り返してから、少し照れたように笑った。
そのかわいい笑顔を見て、俺は思った。
ーーやっぱり体育祭って楽しい!
🩷「あ、私はものじゃないですけどね」
次の競技は玉入れ。のあちゃんが出るらしいけど…どこにいるんだ?
💚「え?どれ?」
💛「あれじゃない?」
💚「あー、本当だ!」
のあちゃん、本気モードなので髪を結んでる。髪型が違うから気が付かなかった!
💛「のあちゃんって運動神経いいんかな?」
💚「えぇ〜どうだろ?」
玉入れを頑張ってるのあちゃんに視線を移す。
💚「……」
💛「……」
💚「運動神経……めちゃくちゃ……」
💛「悪いかもな……笑」
💚「まぁまぁ、お菓子作りに才能が全部いっちゃったんだよ。」
💛「そ、そっか」
💚「のあちゃーーん!!!!がんばれーーー!!!」
💛「がんばれ!」
次の競技は短距離走。たっつんが出る。たっつんはどうやら一番らしい。
💚「たっつん頑張れー!」
💛「おう!」
スタートの合図。たっつんは勢いよく走り出す。速い。さすが運動もできるだけある。
結果は――。
💚「すご!」
💛「まぁな」
💚「自慢げ!」
💛「事実やし」
いつものたっつんだった。でも、そんな姿を見ると少し安心する。
たっつんも、ゆあんくんも。頼られる人だけど、ちゃんと笑っていてほしい。
そして。昼休み。俺とたっつん、のあちゃん、そしてゆあんくんでご飯を食べる。
💚「待ってました!!」
💛「絶対それ言うと思った」
校庭には、たくさんのキッチンカーが並んでいた。
🩷「すごいですね!」
💚「どれ食べる!?」
❤️「じゃぱぱ、目輝きすぎ」
💚「だって美味しそうじゃん!」
💛「さっき弁当食べたやろ」
💚「別腹!」
💛「絶対違う」
4人で笑う。少し前まで、ゆあんくんは『勝たなきゃ』ってずっと考えていた。
でも今は――。
❤️「これ美味しそう!」
普通に食べ物を選んで。
❤️「じゃぱぱ、それ一口ちょうだい」
💚「いいよ!一口ね!」
💛「お前ら距離縮まるの早いな」
🩷「出会ったばっかですよね?笑」
笑っている。その姿を見て、俺は嬉しくなった。
でも――。午後。最後の大きな競技。クラス対抗リレー。
アンカーは、ゆあんくん。
💚「ゆあん!」
❤️「ん?」
💚「楽しんで!」
❤️「……」
ゆあんくんは少し驚いた顔をして。そして笑った。
❤️「うん」
スタート位置へ向かう背中を見ながら、俺は思った。
大丈夫。きっと大丈夫。
だって今のゆあんは――。
少しずつ、変わってきているから。
そして。クラス対抗リレーが始まった。
【6月上旬 】
今回も読んでくださりありがとうございます!今回は最初に書いてあるとおり微じゃぱのあを含んでいます。じゃっぴのほうはなーんも気にしてなさそうなのでがっつり恋愛系ではありません!のあちゃんの方がどうかはわかりませんが、そこはいつか番外編を書こうと思います!
そして!体育祭の競技が一通り終わり最後はついにクラス対抗リレー!!ゆあんくんは優勝できるのでしようか?次でゆあんくんのお悩み&体育祭編は終了です!!
たくさんの♡ありがとうございます!こんなに♡もらえるとは思いませんでした!!私もNEXTやってみたいと思います!つづきはもうすでに書いてありますので、つづきが気になる!って方はぜひ♡お願いします!
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コメント
1件
第8話、めっちゃ良かった!体育祭の賑やかな空気がちゃんと伝わってきて、読んでてこっちまでワクワクしたわ。特に借り物競争でのあちゃんの手を掴んで走るシーン、キュンときたし「私はものじゃないですけどね」って返しが可愛すぎた!笑 ゆあんくんが「楽しんで!」って言われて笑顔になるところ、成長が感じられてじんわりきた。この4人の距離感が少しずつ縮まってるの、ほんとに微笑ましい。次はクラス対抗リレーか…続きめっちゃ気になる!🔥