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5 - 第5話 SIX Number

♥

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2025年03月02日

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本作はいれいす様のnmmn作品です。

ご本人様とは全く関係ございません。

BL表現が一部含まれます。

桃×赤 (他メンも登場します!)

地雷の方は自衛お願いします🙇🏻‍♀️‪














5話「SIX Number」





_SIX Numberとは


マフィア組織「DICE」において最も優秀な上位構成員6名のみに与えられるナンバーであり、1〜6の番号の中でそれぞれ役割が分かれている。

(略してSNと呼ばれることもある)

戦闘に強い者もいれば、持ち前の頭脳を生かし裏でサポートすることを得意としている者もいる。



その中で、主にNo.1は首領(ボス)の側近で護衛を務め、客が来た時はお茶出しなど秘書のような役割を担っている。


仕事の早さ、社交マナー、戦闘能力、その他諸々ある程度出来る者でないと務まらないというな難しい役割なのだが…__






桃「今色々事情があってNo.1が不在でさ、りうらにやってほしいんだよね」


赤「えー……俺まだ未成年だよ?年齢的に大丈夫?」

桃「そこら辺は大丈夫!なんなら俺首領だし」

青「うちの組織は実力主義やからな。りうら仕事と戦闘は出来るやろ?」

赤「まぁ……」


あまり気が向かないのか、曖昧な返事をするりうら。


桃「やってくれるよね?」

赤「……分かったよ。どうせ断ったって強制的に入れさせられるだけだし」

桃「話が早くて助かる!やっぱり俺のりうらは優秀だね〜♪」


青「じゃあ今からお前の部屋案内するからついてこい」

桃「いってらっしゃーい」







青「ここな」

赤「え?部屋隣なの?」


案内と言われたものだからてっきりもう少し離れた場所にあるのかと思ったが全くそんなことは無く、なんなら隣の部屋だった。


青「ボスの護衛なんやから当たり前やろ?」

赤「やだな……」


扉を開けると、高価そうなクローゼットと棚、小さめのソファ、木材で作られた机などが目に入った。


青「この部屋にもシャワールームはついとるから、任務終わったらそこで体洗ったり歯磨いたりできるからな」

赤「ふーん……てかこの部屋ベットないの?」

青「あらへんよ」

赤「え?…ないの?」

青「ない。ボスの部屋で寝る」

赤「まじ…??」


青「さっきも言うたけどNo.1はボスの護衛役や。せやから着替える時とシャワー浴びたりする時以外はボスの部屋で過ごすんやで」

赤「いやそれは絶対おかしいって…」

青「文句言うならないこに言ってくれ。俺は知らん」

赤「えぇ……」


俺が首領だった頃の補佐でさえ外へ出る時以外は基本別室だったのに、そんな警戒する必要があるんだろうか


青「じゃあさっさとこの制服に着替えて身だしなみ整えろ。着方くらい自分で分かるやろ?」

クローゼットから制服を取り出しこちらへ投げる。

赤「うおっ…雑かよ…」

青「じゃ、部屋の外で待っとるから早く着替えろよ。俺時間ないから」

そう言い残して部屋を出ていった。









カタカタカタカタ…


静まり返った部屋にパソコンのタイピング音だけが響く。


桃「〜♪…」



りうらを引き取った(※誘拐した)時は上位構成員に入れるつもりなど無かったのだが、仕事の関係上構成員じゃない者をアジトに住まわせるというのは色々めんどくさいので構成員にできてよかった。


何よりあいつは仕事が出来る。

年齢に見合わない戦闘能力、1人でボスの仕事をこなす頭の良さ、銃を向けられて尚諦めない鍛えられた精神力……


まるでこの界隈に生まれるべきだったかのような人間だ。

12歳という若さでここまで優秀な人間なんてそうそういないだろう。


桃「…これからが楽しみだな」







コンコンコンッ……ガチャッ


青「失礼しまーす」

桃「お!りうらおかえりー!」

赤「いてっ……押すなよまろ…」

青「…じゃ、俺は忙しいからあとは2人でどうぞ」

赤「え、ちょっ」


バタンッ



まろが行ってしまった。

こいつと二人きりだなんて変なことしてくる予感しかない


桃「りうら制服似合ってんじゃん!!♡」

赤「そ、そう……?」

桃「ガチかっこいい!!ほら鏡見てみ?」


ないこに肩を持たれ鏡の方にグイッと体を向けられる。

見ると、黒いシャツと長ズボンに深紅マントを纏った俺の姿。マントは胸元ら辺に赤い宝石のブローチで留られている。

我ながらめっちゃ嫌そうな顔してんな……


桃「この制服わざわざ海外から特注したんだよ?もちろんりうらのためにね♪」

赤「…ふーん」

桃「この宝石はりうらに合わせて本物のロードライトガーネットで発注して〜_」



赤「この宝石、本物じゃないよ」

桃「…え?」

赤「だってこれ宝石にしては色味が明るいし、さっき鏡と擦れた時……




_部屋に入る時いふに背中を押され、壁に立てかけてあった鏡に体が当たってしまった。

「(あっ、やべ…)」

同時に胸元の宝石が擦れてしまい、鏡に傷がついていないかと少し焦ったが特に傷らしきものはついておらず安堵した。




赤「これがもし本物なら、ロードライトガーネットはガラスより硬度が高いから鏡の方に傷がつくはずでしょ?なのにかすり傷一つつかなかった、つまりこの宝石は偽物だよ」

桃「………」


わかりやすく説明したつもりだったが驚いたような顔をして固まっているないこ。


赤「こんなんで騙されるとか、ボスとして情けなくなーい?笑」






桃「………」

りうらの言う通り、この宝石は模造石だ。


俺がこんな騙され方をすることはまず無い。

もちろん本物は別で用意してあるし、ネタばらしした後に渡そうと思っていた。


少々からかってやるつもりだったのだが、まさかこんなところまで見抜かれるとは…



桃「…もう怖いよ俺……この子怖い……」

赤「え?何急に」

赤「てかしれっと抱きついてくんな」




一体この少年は人生何周目なんだと頭を抱えるないこであった。














4話♡3000↑ありがとうございます🙇🏻‍♀️


NEXT ➵♡2000

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