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凛ちゃんと晴花と絶交してから数日後
心を入れ替えてもう一度1からやり直すことにした。まずは他人にも優しくすること、笑顔でいること、1人にならないこと
最低限この3つは常に守るようにした。他人に優しくすれば悪い印象を持たれにくいし、笑顔でいればみんなも笑顔になる。1人にならなければ自分が悲しくならない
運が良いことにクラスにいる3、4人と2年生の先輩は自分のことをかわいいと言ってくれるから、イメージを壊さないようにしなければならない
たとえ嫌なことがあっても笑顔で乗り越えないといけないんだ
凛ちゃんとも関わりを持つさくらは、定期券を無くしてしまったらしい。
これはチャンスだと思った
ここで恩を売っておけば友情も深まるし、信頼度も上がる。そして何より恩人という形で自分の存在がさくらの中に残るのだ
「一緒に探そうか?」
「え?いいの?」
「うん!この後暇だし」
ってことでさくらが通った道を折り返して探し始めた。でも駅に行っても交番に行っても見つからなかったし、さくらのお母さんは激怒していた
「車で迎えに来てもらうかな……でも気まずいし……」
さくらが住んでるところからだと、500円あれば余裕だろうと思ったからさくらに500円を渡して片道切符を買ってもらった
500円なんて信頼度が買えるなら安いもんだ。少しでも良い子でいるために、自分が痛い目にあっても他人を優先しなければならない
ありのままの自分をさらけだへないのが1番辛いのだが
人を思うことは悪いことじゃないから、これからも良い子でいよう