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「はは、可愛い。もうこんなにしちゃって……」
クニクニと親指の腹で亀頭を弄び、鈴口を擦ってやれば堪らずナギの口から鼻から抜けるような吐息が漏れる。
「……は……ん、ふ……っ」
「気持ち良い? 腰動いてるよ」
「っ……」
指摘すれば、ナギは目尻に涙を浮かべたまま悔しそうに睨み付けてきた。腿に力を入れ手の甲で口元を押さえながら声を押し殺そうとしている様は酷く煽情的で、嗜虐心を掻き立てられる。
「いつもより感度がいいね。この状況に興奮してるんだ」
滑りの良くなったそれを上下に扱いてやれば、先端からとめどなく蜜が流れ出て竿を濡らす。時折カリ首に爪を引っ掛け刺激してやれば、堪えきれないといった風に喉を仰け反らせた。
「……っ、も……ダメ、だってば……」
小さく首を振り、弱々しく抗議してくるナギを無視し、追い立てるように扱き上げる。同時に片方の手で陰嚢に触れ、優しく揉んでやるとナギが焦ったように身じろいだ。
「ぅ、……く……っぁ、だめっ、出ちゃう……っ」
「出していいよ。後の事は気にしなくていい。僕が上手くやるから」
「――……っ」
促すように耳たぶを食みながら低く囁いてやると、ナギは声にならない悲鳴を上げながら果ててしまった。勢いよく吐き出された精液が蓮の手の平にべっとりと付着する。
「大丈夫?」
何事もなかったかのように取り出したハンドタオルで手を拭きエチケット袋にそれを入れて袋の口を締めながらいけしゃぁしゃぁと言い放つ。
「だ、大丈夫……じゃないっ! ほんっと最悪っ」
「ん、ふあ……。なに、どうしたの? 何かあった?」
「あぁ、ごめん。起こしちゃった? ちょっとナギが酔ったみたいで」
目が覚めたのか、真後ろの席に座っていた雪之丞が欠伸をしながら目をしょぼしょぼさせながら尋ねて来る。何食わぬ顔で誤魔化しつつ、蓮はナギの衣服を整えてやった。
「えぇ、ナギ君が!? だ、だいじょう……」
「起こしちゃってごめんね。大丈夫。今吐かせたから」
「ぇえっ!? 吐いた!? 何処かでバス停めて貰った方が……って、ナギ君大丈夫?」
「だ、大丈夫だから! ちょっとほっといて貰えないかな」
ナギは恥ずかしいやら居た堪れないやらで俯いてしまっている。そんな彼を横目に見つつ蓮は徐に立ち上がると窓に手を掛け、ゆっくりと開いた。
途端に温かかった車内に冷たい空気が流れ込んで来る。
「うわっ、な、なに!?」
「ちょお!? 誰ですか!? 窓開けたの!?」
静かだった車内が騒然とし一気に騒がしくなる。
「ち、ちょぉお兄さん!? 何やって……そんなことしたらみんなに迷惑が……っ」
「乗り物酔いした時って換気した方がいいって言うだろう?」
「そ……「それに、キミのエッチな匂いがみんなにバレちゃってもいいの?」」
咄嵯に反論しようとしたナギの声に被せる様に蓮が耳元で呟けば、みるみると頬を紅潮させて行く。
「……馬鹿」
恥かしくて押し黙ってしまったナギを見てくすっと笑うと、蓮は徐に立ち上がり運転手に声を掛けた。
「すみません、何処か休憩できるところがあれば寄って貰えませんか? 少し酔ってしまったみたいで」
「は、はい。わかりました。では、次のサービスエリアで休憩します」
「ありがとうございます。お願いします」
蓮が頭を下げると、バスは再び走り出す。
「何もわざわざ休憩所に寄らなくても……」
「僕が辛いんだよ」
「え……」
「ほら、触って?」
ナギの腕を掴んで引き寄せると、その手に自分の股間を押し付けて見せる。そこは既に硬く張り詰めていて、ナギはぎょっとして目を丸くした。
「キミの可愛い姿見てたら我慢できなくなっちゃった。だから、ね?」
「……っ、ね? じゃない! 勝手にシコってなよバカっ! 変態っ!!」
真っ赤になりながら強く股間を握り締められ、思わずウッと息を飲む。
まさか、反撃を食らうとは思っておらず、見上げると頬を赤らめながら目を吊り上げているナギの姿があった。
「たく、なんで!? みたいな顔してさ……。嫌なんだよ……。こんなAVみたいな事するのもされるのも」
ボソッと小声で言われ、思わず固まる。
初対面でいきなり跨って来たヤツが何を言うかと思ったが、火に油を注ぐような真似はしたくなくて蓮はぐっと言葉を飲み込んだ。
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