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勉強しなきゃー
「あざしたー」
深夜0時になり、バイトの時間になった。いつも通り数少ない客を接客する。暇だし、この時間帯になると俺と店長以外、店員はいない。このコンビニの先輩や後輩に話せる友達すらいない。なぜか気を遣われている。
───凛くん大丈夫?これやるよ。
───糸師先輩!これやるっす。
まだ高校生なのに親がいないからなのか。もう普通だろ。無駄に気を遣ったらもっと嫌になる。思い出して。あー、いつあそこにいけるのかな。早く。どーしよ。
の、、
ぁの、、
あの!すみません!
!?やばっボケっとしてたっ、、え
「あの、すみません!大丈夫ですか?これ買いに来たんすけど」
「ああ、失礼致しました。」
ピッ
この時俺はこの客、そう彼に”一目惚れ”をしてしまったのだった。別にさっきまで見惚れていた訳でもない。意識を失いかけてた。その時声をかけてくれたというかその客にこの一瞬で一目惚れしてしまったのだ。いや、一目惚れはどれも『一瞬』か。
「合計572円です。」
「あ、はーい、、あれ?え!?すみません、俺、100円しか持ってきてませんでした。」
「え、プッw」
「ちょ、笑うなしー」
思わず吹き出してしまった。コンビニに100円しか持ってきていないだなんて。足りるものもあるはあるけれど全然十分ではなかった。こんなに笑うの久しぶりだ。
「じゃあすみません、出直します」
「いや、俺の金で払っときます。」
ピッ
「え、!いやいや大丈夫ですよ!」
「いやもう払っちゃいました」
「えぇ、本当にありがとうございます!あ!今度何かお礼したいんで連絡先交換しません? 」
「え、?ああもちろん」
一目惚れした相手に一目惚れした今日、連絡先を交換することができるだなんて。
「名前は糸師凛!歳はいくつ?」
「17っす」
「え!?まだそんな!?俺は20」
「先輩っすね」
「先輩だなんて」
先輩の名前は”潔世一”と書かれている。20歳だと大学2年生くらいか。でも結構先輩かも。連絡先も交換できたからまた会えるのか。なんだか嬉しい。
「凛くん!じゃあちょうどいい時に連絡するわ。今日何時上がり?」
「ああ、3時っすね」
「まじか、高校生がこんなにも、、」
「大したことじゃないっす」
「体調崩さず頑張れよ!」
「ありがとうございます」
潔さんとの会話はなぜか心地よくて気を遣わないでいいような慣れ親しんだような感覚だった。これから俺の人生は変わっていくのかな。だとしたら俺も変わっていかなくちゃ。
コメント
3件
まじ、神 続きお願いします待ってます
神オブザ神
第3話読み終わったよ!凛くんの孤独感が冒頭からひしひし伝わってきて、コンビニのカウンター越しに潔さんと出会うシーン、すごく自然でドキドキしたなあ。100円しか持ってない潔さんに思わず吹き出す凛くん、久しぶりに笑ったってとこが切なくもあって…でも連絡先交換できてから急に空気が明るくなったのが良かった。この出会いで凛くんの世界が変わっていく予感、めっちゃ好きだわ🔥
らいあ。
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蓮
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