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「現在クリスマス割引クーポンお配りしております、こちら12月23日から26日までお使い頂けますのでよかったらどうぞ〜」
「またすぐ来よーよ、使わないともったいないし」
「終業式の帰り行くか」
「あ、いいねーランチたーべよ」
3日後には終業式、24日から冬休みだ。
「あ、凌24日空いてる?」
「空いてるよ」
「△△駅の水族館あるじゃん、クリスマスシーズンめっちゃ光るじゃん」
「あーあれ行きたいんだけど毎年予約取れなくて行ったことないんよね」
水族館とイルミネーションが合体したような感じだ。外装、内装がたくさんのライトで光り、イルカショーもキラキラらしい。毎年やっていて冬になるとよく宣伝されるようになる。
「実はですね、予約取ったんですよ。2人分」
「え、まじ!?すぐ予約埋まるよなあれ!?」
「1ヶ月前から毎日確認して予約できるようになった瞬間予約しました」
由依は予約完了と表示された画面を私に見せた。チケットも届いていて家にあるらしい。
「一緒に行こーよ」
「行く!絶対行く!」
さすが由依だ。きっと楽しいクリスマスになる。
駅の改札を通ったとき、言おうか迷っていたことを言うことに決めた。
「じゃ、また明日ね」
「あのさ」
私が呼び止めると、由依は、ん?という顔をした。
「私さ、萩原のこと好きかも」
「、、、え!?」