あれから私達は教室から誰もいないことを確認し、
勉強を始めた。
🩷「えっとね〜こことこことここと………って全部」
なんて笑いながら言うから、可愛くてついドキってしてしまう。あ〜今日心臓もつかなーなんて考えながら、
勉強を教える準備を始める。よし!始めようとした瞬間佐久間くんを見ると…寝てる……
◯「佐久間くん!佐久間くん!起きてー。」
なんて、言っても佐久間くんは起きない。
え!どうしよう。まぁーでも、疲れてるだろうし、
このままでいっか。なんて思いながら、自分の勉強
を始めた。
~1時間後~
🩷「ぅうん。って俺寝てた?ごめん◯◯ちゃん。今からできそう?」
なんて、言って起きた。
◯「うん!全然いいよ!でも、もうすぐ学校閉まっちゃうね。場所移動しよっか!うーーーん。佐久間くん時間ある?」
と聞いてみた。すると、
🩷「うん!全然時間あるよ!どしたの?」
◯「じゃあさ今から近くのショッピングモールいかない?そこで、勉強しようよ。そうすれば、時間気にしなくていいでしょ?」
なんて聞くと、佐久間くんは
🩷「それいいね!そうしよう!んじゃ、移動しますか!」
なんて、寝起きとは思えないくらいの元気な声で立ち上がった。私は急いで片付けを始め、カバンを持って立ち上がると……
『ギュッ』
うん?なんか後ろに熱を感じる。
振り向くことも出来ずそのまま固まっていると、
🩷「急にこんなことしてごめんね。でも、どうしても早く◯◯に俺の気持ち知って欲しくて。今日勉強教えてって言ったのも、◯◯との時間が欲しくて言っただけ。本当は、教えてもらうつもりなんてなかった。
ずっと◯◯と一緒にいたかっただけ。だから、さっきの1時間も本当はずっと起きてたんだよ。俺本当に寝てると思ったでしょ?ずっと◯◯の事見てたんだよ。
俺結構アピールしてるつもりだったんだけどな〜
全然届いてなかったみたいだね。でも、今のでわかったでしょ?俺の気持ち。俺。◯◯のことが好きだよ。
良かったら俺と付き合ってください。」
急にそんなことを言われて、固まっていると、佐久間くんは、そっと私から離れて
🩷「◯◯?そんなに嫌だった?ごめんね。急すぎだよね?でも、これを機に少しでも俺の事見てくれたら嬉しい。」
あ!やばい!自分の気持ち伝えなきゃ!
◯「あ…のね佐…久間々くん私…も、佐久間くんのこ…とが、好き。初めて会った時から、私がいじめられてると知ってくれた時から、ずっとずっと大好きで、でも、私が近くにいると佐久間くんの周りに誰も来なくなっちゃうんじゃないかって怖くて、なかなか近くに行けなかった。でも、今は、違うよ。今は、怖くなんかない。だって私は佐久間くんと一緒にいたいから。自分の意思のために行動する。だから、
私と付き合ってください。」
そう答えると佐久間くんは私のことを思いっきり強く抱き締めた。
🩷「まじで!本当に!嬉しい!これからよろしくね。 ◯◯」
あ!呼び捨てになった。嬉しい。
◯「こちらこそよろしくね。大介くん。」
と言って、私たちは教室を後にした。
fin.
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