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その日は、頭が酷く痛かった。雨が降りしきる朝の駅。
ホームには出勤、登校するであろう人影で埋まっている。皆急ぎ気味に瞬きをしているようだった。
俺もまた、出勤。
jrの駅メロって、関係ない時とか遊ぶときならワクワクするのにこういうときはヘルシングにしか聞こえない。それが流れた瞬間、後ろに圧力を感じた。急ぎ足でホームに向かう軍で押されたのであった。
俺は危ないと思いつつ少し右にズレてそれをいなした。
それがいけなかった。
後ろにいた女子高生が押し出された。電車が向かって来ている駅のホーム内に向かって落ちていく。
思わずに腕を掴みこちら側に引き寄せた。
列車はその子の足を少し引きずり通り過ぎる。その間、その後、彼女の悲鳴は耳に痛く辛く響いた。
「救急車を!女子高生が足を引かれた!」そういった後すぐに救急車を呼ぶ声が聞こえた。止まった列車から彼女を引きずり出し、捻れ砕け曲がった足を自分のネクタイで縛って止血をしてみた。があまり意味はなさそうである。
そのうち救急車が来て、彼女は連れて行かれる。
俺は自分は助けられたのでは無いか、なにかしてやれなかったか。そんな思いが心の中に飽和して仕方なかった。
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