コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
銀河ママ「銀河!朝よ、今日は晴れ舞台なんだから、綺麗にして早く行かないと」
銀河パパ「お!そうか今日だったな!いやぁ楽しみだ!銀河ならきっと良い貴族が欲しがるぞ〜?」
銀河「はいはい、お世辞なんかいらねぇよ…こんな見た目の俺を誰が欲しがるかよ」
銀河パパ「なんて事言うんだ…!かっこいいじゃないか、なぁ母さん」
銀河ママ「そうよ!母さんの自慢の息子なんだから自信持って!」
銀河「…」
銀河パパ「ペガコーンは貴族の乗る馬車になるのが一番名誉な事なんだぞ」
銀河ママ「そうよ〜まぁ父さんと母さんはダメだったけど…銀河ならきっと選ばれるはずよ!」
銀河「………まぁ一応行ってはみるけど…期待すんなよ?」
銀河ママ「大丈夫よ!さぁ、行ってらっしゃい」
銀河「………」
銀河パパ「………どうだと思う?」
銀河ママ「あの子が傷つかなければ良いんだけど…」
銀河「見守るしかない…」
フォイト「やぁやぁ銀河君じゃないか、君はどうしてここに?君はここには用なんてないだろう?」
銀河「………はぁ…あーー、あれだ今日の集まりに参加するんだよ…知ってるくせに」
フォイト「あぁそうだね知ってるよ!だから言ったんだよ、『君は』ここに用はないだろってね」
銀河「一応来るだけ来たんだよ、お前には関係ないだろ?どこか行ってくれよ」
フォイト「つれないなぁ…ま!君がいたところで?僕は関係ないけどさ、だって僕は!」
銀河「魔法界国王の馬、だろ?聞き飽きたよ…それならお前もここには用なんてないはずだ、帰れよ」
フォイト「いやぁ、本当は来るつもりなかったけどね?君が選ばれるかどうか見に来たのさ!そんな腕ひっつけて選ばれるワケないと思うけど」
銀河「うるさいなぁ…」
フォイト「おや?始まるみたいだよ?僕はあっちで隠れて見てるからね、君の勇姿見せてくれよ?」
銀河「はぁぁ…」
貴族達「フム…この馬は足が早そうだ、私はこの馬を連れて帰ろう」
貴族達「お?こっちも良いな」
貴族達「この馬も力が強そうだ」
フォイト「銀河君…!銀河君…!どうだい?見つかったかい?」
銀河「………」
フォイト「無視なんてひどいなぁ、君を心配してあげているのに」
銀河「心配してないのは分かってるんだぞ、笑ってるんだろ?」
フォイト「鈍感だと思ってたのに、案外鋭いね、それとも見えてたのかな?悪いねあんなに笑ってしまって…!お、思い出しただけで…プップフフ…す、すまない…クッ…チラッと見られるだけで誰にも声をかけられないなんてね、ある意味流石だよ銀河君」
銀河「もう良い」
フォイト「どこに行くんだい?」
銀河「どこでも良いだろ」
フォイト「家に帰るのかい?まぁそれならその方がいいな、これ以上ここにいても意味ないからな」
銀河「あーそうだな」
フォイト「いやぁ残念だったね、まぁ次があるさっ!」
銀河「………」
フォイト「おーいそっちは君の家じゃないだろう?ショックすぎて家の場所を忘れたのかい?」
銀河「散歩するんだよ、ほっとけよ」