テラーノベル
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本作品はsxxn様の二次創作になりますご本人様とは一切関係ありませんsxxn様の瑞様、桃様、緑様が女体化しております紫様、桃様クズ表現がございます浮気、不倫要素を含みます苦手な方、地雷の方はお控えくださいcp、プロフィール等はを1話ご参照ください
※これにて本編は完結となります
【3年後の未来】
3年後
in刑務所前公園
桃side:
今日は紫の釈放日
あの事件以降紫はもちろん、瑞とも赫とも連絡を取っていない
いや、赫からは一方的に連絡が来た
赫『俺のアカウント乗っ取りやがったなクソ女が』
そう、私が赫の掲示板サイトのアカウントを乗っ取ってあのコメントをした
だって黄先生のキスマの件、多分瑞は意図して私に言わなかったし
私が学校辞めたのに瑞と赫だけが幸せに生活するのは許さない
私たちは運命共同体の親友だから
桃「紫、まだかなぁ」
ずーっと待ってた
彼氏も作らなかったしそもそも人と会わないようにしてた
だから今日、私と紫は結ばれるの
ざっざっざ
奥の道から足音が聞こえて公園のベンチを飛び出る
街灯が1人の男性を照らしていた
前ほどの清潔感はなかったが隠しきれないイケメン感は健在していた
桃「紫!」
紫が顔を上げる
あれから3年が経ち20歳になった私の顔をまじまじと見る
紫「ぇ…桃、?」
走った
紫の元まで全力で走った
桃「待ってた、ずっと…待ってたの」
ぎゅ
紫に抱き着く
暖かくて懐かしい匂いがした
私はこの温もりを求めて生きてきたんだって思った
紫「…なぁ、緑は…アイツは今、どうしてるんだ?」
離婚相手のことまで気にするとか、やっぱ紫はいい人
でも私はそんなの微塵も興味もないしどうでもいい
桃「知らない…けど、そんなこともういいでしょ?」
私は長年の思いを伝える
きっと紫も私と同じ気持ちだから
桃「ね、紫…結婚しよ?」
紫「…あぁ、そうだな」
紫は諦めたように笑った
in緑・黄家
緑side:
緑「黄!これ忘れ物!」
黄からのプロポーズから3年
今は結婚して同棲している
結婚式は私がバツイチなのを気にして身内だけで挙げてくれた
黄「ありがと!弁当忘れるとこだったよ」
黄は相変わらず教師の仕事を続けているが、私は教師を辞めて専業主婦として生活をしている
緑「今日もお仕事頑張ってね!待ってる!」
すると黄は優しく私の耳元に囁いた
黄「今日の夜、覚悟しといてな…?」
多分私の顔は真っ赤だったと思う
ぺしぺしと黄の肩を叩く
緑「もう、!…行ってらっしゃい、」
黄「ん…行ってきます」
in高校
瑞side:
瑞「うわ、懐かし…」
最後に来たのって3年前だっけ、嫌な思い出しかないけどやっぱ懐かしい
瑞は妹に誘われ瑞の母校だからという理由で六奏高校の文化祭に連れてこられている
瑞「妹どっか行ったし…」
あの喧嘩以来瑞は高校に行っていない
高校だけでなく、大学にも行かずにずっと引きこもっていた
どうやら赫くんのアカウントの紫先生と桃ちゃんのコメントは誰かの乗っ取りによるものだったらしい
瑞「はぁ、」
あれだけ怒鳴っておいて赫くんに合わせる顔なんてないから連絡はしていない
本当はまだ大好きだし、ちゃんと喧嘩のこと謝りたい
今、赫くんは何してるんだろうな
?「…っ、瑞?」
後ろから不意に名前を呼ばれる
振り返るとそこには、
赫「瑞、瑞…!」
教育実習生のカードをぶら下げた赫くんがいた
夢じゃない
瑞「赫くん!?…なんでっ、」
赫くんが瑞の手をそっと握る
優しい風が吹き瑞のスカートが揺れ、赫くんは苦しそうに微笑んだ
赫「俺、ここで教育実習してるんだ…、ここなら瑞がいる…みたいで、」
鼓動が速くなる
やっぱり赫くんのことが好きなんだって実感する
でもそれと同時に瑞には赫くんに恋をする資格なんてないんだと実感する
瑞「…そっか、…頑張ってね、!」
謝ることもできず瑞はその場を去ろうとした
今更なんて言って接すればいいのか分からなかった
赫「あ…ちょっと瑞!」
がしっ
腕を掴まれた
何故か赫くんは顔を赤くしていた
赫「瑞って、…彼氏、いる…のか、?」
全く関係のない話題に
は、と息を漏らす
でもそんな高校生見たいな質問に少し笑ってしまった
瑞「いないよ…ずっと」
大学に行ってない瑞に彼氏はいない
この生きてきた20年、1度だって彼氏はできたことない
だって瑞の初恋は赫くんだから
赫「なら、!」
俯いていた瑞が顔を上げると赫くんは更に顔を真紅に染めていた
息を飲んだ
赫「お、俺と!…付き合ってくれ!」
瑞の3年越しの初恋が成就した瞬間だった
コメント
2件
うわー!マジよかったです!ありがとうございます!
本編完結おめでとうございます✨🎉 結果的にはみんなハッピーエンド?になってよかったです! また新しい話や外番編も楽しみにして待ってます🎶