⚠︎注意⚠︎
・キャラ崩壊あるかも
・誤字脱字あるかも
・自己解釈
・やおい
⚠︎今回の世界線⚠︎
・らだお元警察
・ナツメ警察
・成瀬はカニッ
らだおは一通り餡ブレラメンバーと話した後、ハンクと服屋に行くことになった。
「わ〜!かわいいこれ!らだおきゅんこれ着てよ。」
「…それメイド服じゃないですか。」
「だめ?」
「だめです。」
ハンクが赤のメイド服を差し出したがらだおが拒んだので、しゅん、と落ち込む。
「じゃあこれは!」
「それ、チャイナ服じゃないですか。」
「だめ?」
「だめです。」
さっきも聞いたようなこの流れ。ハンクはまたもや、しゅん、と落ち込む。
「ちょ、今日買うのはそんなものじゃないですよ。」
「えぇ〜、でも…らだおきゅんだけ女装してもいいんじゃない?」
「だめに決まってます。」
餡ブレラに入ったので今日は赤スーツを買いに来ただけだ。俺が女装しても需要ないだろ、とらだおはツッコミをいれた。
ハンクはとぼとぼ赤スーツを持ってきた。
「これ。みんなが着てる赤スーツだよ。俺待っとくから着替えてきてみ。」
「ありがとうございます。」
らだおはハンクに会釈をし、試着室にはいっていった。
数分後、らだおが試着室から出てきた。
「ど、どうですか。」
らだおは照れくさそうに言った。
「ヘルメットは付けたままなのね…似合ってるよ。」
「ヘルメットが僕の顔なんでね。」
ヘルメットで赤スーツ、ネクタイはらだおのイメージカラーである青にした。
これで、らだおは正式に餡ブレラのものになった。ハンクは優越感に浸る。しかし、本当は個人的にらだおを手に入れたかった。
「…まぁ、しょうがないよね…」
「なにか言いましたか、ハンクさん。」
「んいや、なんも。」
ハンクは苦笑いをしてみせた。
「…やっぱり、女装してよ。」
「いやです。」
落ち込んでいるハンクを見てもやっぱりらだおは女装することを拒んだ。
「じゃあ、次は犯罪のやり方教えるね。」
「はい。」
らだおはハンクの言うことをしっかりしてくれる。その様子を見て、ハンクの独占欲がまたもや高くなっていく。
人質の連れ方、ハッキングの仕方、お金のとり方、などを教えて、らだおは素直に従う。
金庫からお金を取っている時、外からサイレンの音が聞こえてきた。
サイレンの音が近づくにつれて、らだおの顔は青ざめる。息が荒くなる。
「大丈夫、俺がいるから。」
「はんくさん…..」
らだおは仮面の下から不安そうな目でハンクを見た。 ハンクは自然と口角が上がる。
今のらだおは俺なしでは生きれない体質になっていると思うとゾクッとくる。嬉しさを抑え、らだおに話しかけた。
「はい、深呼吸。」
ハンクはらだおの背中をさすって、笑顔を見せる。さすられたらだおはホッ、と安心したのか、ハンクに向かって微笑んだ。
かわいい
ハンクはその言葉で頭がいっぱいになった。
「おーい!犯人でてこーい!」
「人質いるか〜?」
「いるよ〜、今新人さんがやってるからちょっと待ってね〜」
「餡ブレラの新人か〜!」
らだおはお金を取っていた手の動きが止まる。また息が荒くなる。
「…やっぱり、警察に会うの気まずい?」
ハンクは優しい声で聞き、らだおの顔を覗き込む。
「…ッ、は、い…」
ふー、ふー、とらだおは冷静になろうと息を吐いた。
「…安心して、俺に全部任して。」
ハンクは真剣な目でらだおを見た。それを見たらだおは少し落ち着き、
「…はい。」
そう言って、出口に向かった。
「あ、犯人出てきた」
「解放条件はなんだぁ!」
皇帝やナツメなどの警察がハンクに向かって言った。
「解放条件の前に…うちの新人を紹介しなきゃだよね。おいで。らだおくん。」
「…え、らだおくん…?」
「ら、らだお…?」
「…ごめん、みんな、…」
警察全員が驚き、固まって動かなくなった。らだおは小さな声で謝る。
固まった警察の中、ナツメが我に返って言った。
「おまッ、なんで…!急に警察辞めてどっか行って!探したんだぞ僕ら!なにやってんだよ!」
「ッ…! ぁ、ぅ、ごめんなさい…」
「ちょっとぉ〜うちのらだおきゅんを傷つけないでくれる?」
ハンクはらだおの腰に手を回しピトッとくっつく。らだおは少し驚き、顔を林檎のように赤くした。
「おまえ、なにしてッ、いやとりあいずそのきもい手でらだお先輩を触んじゃねぇ!」
成瀬はガチの声で怒鳴った。
「先にらだおくんを手放したのはそっちの方だよね?そんな奴らの指示なんて聞くわけないじゃん。」
空気が重くなる。そんな中らだおが話し始めた。
「ごめん、みんな、俺もう戻れない。餡ブレラのみんなが俺に優しく接してくれて、暖かくて、こんな俺を受け入れてくれた。だから、戻れない…」
らだおは震えながら言った後、ハンクはらだおの頭の上にポンッ、と手をおいた。
「よく言ってくれた、らだおくん。偉いよ。じゃあまたね警察共。…あ、そうそう、解放条件はアタック3分禁止ね。」
そう言うと、ハンクはらだお手を引っ張って車に乗り、その場から離れた。
警察でそれを追おうとする人は1人もいなかった。
「…ラだおさん…そんな…」
「…らだおが闇堕ちするなんて…」
絶望する中、ナツメはポツリ、と呟いた。
「絶対に取り戻す。」
「いや〜、初犯罪だったけど、どうだった?」
「やっぱり警察と会うのしんどいっすね…」
「まぁ、でもなんとかなったし、大丈夫だよ。」
ハンクはニコッと笑ってみせる。
「ハンクさんがいて、良かったです。」
その言葉を聞いた瞬間、ハンクはドクンッ、と自分の心臓の音が聞こえてきた。
あぁ、やっぱり、今のらだおは、俺がいないと、生きれない小鹿のようだ。
「ハンクさんまで僕を見捨てられたら、僕…」
らだおは俯いたまま話した。不安になってるんだ、らだおは。
「大丈夫、絶対に見捨てない。約束する。だからさ、らだおきゅんも俺のこと見捨てないでね?」
「…はい。」
あぁ、もうそう答えたのなら、らだおはずっと俺から抜け出せない。
全部。らだおの体も、心も、全部、俺のモノだ。
「俺はハンクさんのこと見捨てたりしませんよ。」
当たり前だ。
だってらだおは俺のモノだから。
主)#1の作品のハートが1000いってて、めっちゃびっくりです。感謝しかないです。
今後も らっだぁ や らだお を暖かい目で見守りましょうね^^
ちなみに途中でナツメが「なにやってんだよ!」のセリフは元々「なにしてんだよ!」だったけど、ナツメは「なぁにやってんだぁ〜」のイメージがすごかったんで「なにやってんだよ!」になりました。
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