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mzybut side
ワンク
朝、光とともに鬱の泣き声が耳に入ってくる
泣き声を聞くなり飛び起きてしまう
(病み期……なんか?)
寝起きだからか頭が痛い。
時間は7時を指していた
『鬱?』
「……大先生…すまんな…笑」
『大丈夫やで。ひとまずこれ、のみぃや』
そう言って鬱にショッピから貰った薬を渡す
『大丈夫やで、今日は1日部屋居よな』
そう鬱に伝え頭を撫でてやるとぼろぼろと涙を零し始めた
「…ほんまに…すまんなぁ……」
『謝らんでええよ、薬飲んだら少しは落ち着く やろ。連絡はもう入れてあるから安心して な』
そう声をかけるが鬱は無言で泣き続けている。
(こういう時は……)
病み期は慣れたもんだ。最初は泣き出すしすまんしか言わへんし気色悪かったけど今となっては多少寄り添えるようにはなった
(同じ名前なんは少し気ぃ悪いけどな)
と、鬱に付き添っていると部屋のドアがノックされる
「俺やで!飯置いとくなぁ〜!」
飯を届けてくれたらしい、ロボロの作る飯は美味い
届けてくれたもりこーに感謝を伝える
『ありがと〜な!!』
『鬱、飯食えるか?』
「…うん。食う」
薬のおかげか涙は止まったらしい
ドアの前に置かれた二人分の飯を持ってくる
「俺のせいで……」
『大丈夫やって。しゃーない事やしな』
飯を食ったあと、俺は出かける予定が入っていた為準備をする。
正直この状態の鬱を置いては行けないが…大切な仕事だからゾム辺りに任せるとしよう
『ごめんな、仕事があるから薬とかは ゾムに頼んでみるから』
「ッ皆……俺のせいで…迷惑かけてる…」
『大丈夫 皆鬱の事迷惑なんて思っとらん よ』
部屋は静まり返っている。時間は9時を指していた
『……じゃあ行ってくるな?気ぃつけろよ』
「……行ってら」
(ゾムに刃物は絶対持たせんなって言わないとな……)
仕事中も鬱のことが過ぎってしまう。大丈夫だろうか
時間は夜8時を指している
『ただいまやでぇ〜』
帰宅して一目散で自分の部屋へ戻る
『鬱〜?大丈夫か?』
鬱ともう1人の気配がした
「あっ大先生!鬱もう寝たで 泣き疲れたんや
と思うわ」
ゾムがこの時間まで見ていてくれたらしい。
『ありがとうなゾム こんな時間まで……今度飯奢るわ〜』
「当たり前やろ〜?! 」
『しゃーないからまぁ焼肉でも奢ったる わ』
「さすが大先生!太っ腹や〜笑」
「俺叙々苑がいいっす」
『?!いつからショッピおったんや』
「「最初っから」」「っすよ」「やな」
『マジか……マジで気が付かんかったわ……鬱に気ぃ取られすぎたわ』
「まぁ大事な仲間なんでね」
「そんな気ぃ重くすんなよ〜?お前まで病み期 入ったらたまったもんじゃないわ!!」
『ww気ぃつけるわ』
「じゃワイは寝ますわー」
「俺も戻るわ〜」
人がいないと落ち着かへんわ。
俺もそろそろ寝るか……
電気を消し、アラームをセットする
鬱は大丈夫だろうか