こんばんは
gt×tr
Rなし
バットエンドです
なんでも大丈夫な方のみ。
「ごめん、わかれよ。」
そんな言葉をおれに突き放してきたのはgt
いままで長く一緒にいて、愛して、狂ったかのようにハグして、キスして、ずっーーと一緒にいた相手。
そんな相手に急に別れよだなんて言われたら返す言葉も子供が迷子になったかのようにすぐに出てくるもんじゃない
おれはその場で立ち尽くすしかなくて。衝撃で涙すらも出てくることもなくて、おれの目の前にいるgt を見続けるしかなかった
「なんで…」
迷子になった言葉を探した結果の言葉は当たり前曖昧な言葉、こんな言葉でも彼の頭の回転の速さは一番だからすぐに理由が出てくるであろう。
でも彼のそんなところがいやだった。
いままで悩むような言葉もスラスラ言って
照れるおれを煽るように「愛してるよ」だなんていって
おれが照れて固まってる時もその頭の回転の速さで察してくれて何もかも前に行動してくれて
なんて。いまは思い出に浸る時間じゃないよな
「ほかに好きな人ができたんだ。」
「..ねえ、おれのどこが悪かったの」
「やだよ、そんなの」
震えた声で、あなたがいままでその愛していたこの声で
おれは必死に。
おれはあなたより頭の回転が早いわけじゃないから
あなたみたいに準備してましたみたいな言葉が出せる訳でもない
そもそも、今まで愛していたからこんな結末になる未来を考えたこともないし
考えたとして言葉を準備していたとしてもいざとなったら出てくるわけがないだろう
「trが悪いわけじゃないんだよ、ごめんな」
ねえ、なんで
じゃあそんなこと言わないでよ
「じゃあなんで…」
「でもごめん。」
この会話を終わらすかのように
言葉を重ねて
あなたは俺の目の前から消えた
あなたが玄関に行く時
おれは重いこの足を動かして
あなたを追いかけるように
さいごまで。もがいて、涙を引っ込めて
彼に届く声量で
「あいしてたよ。」
そんな俺には重く、あの時別れを告げられた時くらいしんどいこの気持ちで
いままで、いままで大好きだったであろうあの言葉を。
さいごでもあなたが笑った顔をみたくて
みたかったから
この言葉を暗い夜の道に解き放した瞬間
おれは、その場で引っ込めていた涙がどばどば流れてきて
いままで暖かかったいえに戻る間もなく、
彼のさっき通った。もういなくなった夜道ひとり
しゃがみこみながら掠れた声をあげていた
ふと彼のSNSを開く
でも彼のSNSは
なぜか。あの時、配信したTwitchのURLと、概要欄だけなツイートでとまっていた。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!