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静かな部屋。
さっきまでみんなと騒いでいたのが嘘みたいに、ゆっくり時間が流れていた。
リーダーとしていつも明るいじゃぱぱも、今は少しだけ静かで。
手を繋いだまま、小さく息をついた。
「……落ち着く」
「それ、こっちの台詞や」
たっつんがぼそっと返す。
するとじゃぱぱが少し笑った。
「え、ほんと?」
「……言わせんな恥ずい///」
また顔が熱くなる。
でも離れたくなくて、結局そのまま。
じゃぱぱはそんなたっつんを見て、ふっと目を細めた。
「なんか不思議だね」
「何が」
「ずっと一緒いたのに、今日から急に“彼氏”なんだって思うと」
その言葉に、たっつんの心臓が跳ねる。
“彼氏”。
改めて言われると破壊力がすごい。
「……お前ほんま、その単語好きやな」
「だって嬉しいし」
即答。
たっつんは思わず笑ってしまった。
するとじゃぱぱが少しだけ距離を取って、たっつんの顔を覗き込む。
「笑った」
「悪いか」
「いや、かわいいなって」
「っ……!」
またそれ。
たっつんが顔を逸らそうとした瞬間、じゃぱぱがそっと頬に触れた。
優しい手。
さっきより近い距離。
視線が合う。
静か。
心臓の音だけうるさい。
じゃぱぱが小さく聞く。
「……もう一回、していい?」
その聞き方がずるい。
たっつんは数秒耐えたあと、観念したみたいに目を閉じた。
その瞬間、じゃぱぱが嬉しそうに笑う気配がした。
そして今度は、さっきより少し長く、ゆっくり唇が重なる。
優しくて、大事にされてるのがわかるキス。
離れたあと。
たっつんは完全にじゃぱぱの肩へ顔を埋めた。
「……むり」
「そんな?」
「心臓が」
じゃぱぱは吹き出すみたいに笑った。
でも次の瞬間、たっつんを抱きしめる。
「……俺も結構やばい」
「絶対嘘や」
「ほんとだって」
少し赤くなった耳を見つけて、たっつんは目を瞬く。
「……なんや、余裕ないやん」
「好きな人の前だし」
「〜〜〜っ!!///」
もう無理だった。
たっつんはクッションを掴んで顔を隠す。
そんな様子を見ながら、じゃぱぱは幸せそうに笑っていた。
続く!