テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
——付き合った翌日。
シェアハウスは、朝から妙に騒がしかった。
理由はひとつ。
「……まだ起きてこんくない?」
うりが時計を見ながら言う。
「いつもならたっつんさん起きてますよね?」
のあも不思議そう。
すると、ひろがハッと顔を上げた。
「まさか」
数秒の沈黙。
全員の顔に、同じ“悪い笑顔”が浮かぶ。
「行くぞ」
⸻
その頃。
じゃぱぱの部屋では——。
カーテンの隙間から朝日が差し込んでいた。
静かな部屋。
ベッドの端には、まだ眠そうなたっつん。
そしてその隣には、じゃぱぱ。
昨夜、結局遅くまで話してしまって、そのまま一緒に寝落ちしたのだった。
たっつんはぼんやり目を開ける。
「……ん……」
まだ頭が働かない。
でもすぐ近くに温かさを感じて、ゆっくり視線を向けた。
「……っ」
距離、近い。
じゃぱぱの寝顔がすぐ目の前。
しかも片腕が軽く腰に回ってる。
一気に目が覚めた。
「な、なんでこんな近……」
昨夜の記憶がぶわっと蘇る。
付き合った。
部屋来た。
キスした。
そのまま一緒に——。
「うわぁぁ……///」
顔を覆うたっつん。
その動きで、じゃぱぱが少しだけ目を覚ました。
「……んー……たっつん?」
寝起きの掠れた声。
破壊力が高い。
しかも寝ぼけたまま、じゃぱぱが少しだけ抱き寄せる。
「っ!?!?」
「……まだ寝よ?」
「寝れるかぁ!!」
その瞬間。
バァン!!
部屋のドアが勢いよく開いた。
「「「おはよーーございまーーーす!!」」」
最悪のタイミングだった。
固まる二人。
固まるメンバー。
そして数秒後。
「「「うわぁぁぁぁぁぁ!!!!」」」
シェアハウス中に絶叫が響いた。
続くー
287
31,990